テスト機材
GeForce GTX 280は2枚用意していて、Zotacの「GTX 280 AMP edition」とリードテックの「WinFast GTX 280」。このうち、WinFast GTX 280はリファレンスクロックだが、GTX 280 AMP editionはオーバークロック版となる。ただし、今回時間も限られており、オーバークロック仕様での計測は諦めた。また、この2枚をSLI構成とした場合、GTX 280 AMP edition側のクロックに合わせられるという状況となった。そこで、NVIDIA Control Panelに「nTune」(実際にはNVIDIA System Tools with ESA Support)を充て、GPU/シェーダ/メモリの各クロックをリファレンスに合わせる形で計測している。
GTX 280 AMP editionの動作クロックはコアが700MHz、シェーダが1400MHz、メモリが1150MHz |
WinFast GTX 280はリファレンス通りでコアが602MHz、シェーダが1296MHz、メモリが1107MHz |
2スロット厚のカードは、後部にインテークを持つデザイン。ちなみに、表面はGeForce 9800 GTXと同じデザイン。なお、現在明らかになっている限りでは、GeForce GTX 260もクーラーのリファレンスデザインおよびサイズはGTX 280と同等なようだ |
ボード裏面までを金属フレームで覆った構造はGeForce 9800 GX2に近い |
SLIコネクタは2基。3-way SLIにも対応する。そのほかにはHDMI出力で利用するS/PDIF音声入力端子と6ピン+8ピンのPCIe補助電源コネクタ。なお、GeForce GTX 260ではPCIe補助電源コネクタが6ピン+6ピンになる模様 |
PCIe x16インタフェースはGen2に対応する |
今回は、新旧トップ対決ということで、対抗馬にGeForce 9800 GX2を用意した。GeForce 9800 GX2は、メカニズム的に内部で2つのGPUをSLI動作させるものでやや性格は異なるものの、NVIDIAのGeForce 9世代としては最高のパフォーマンスを誇る製品だ。もうひとつこの製品がライバルとしてふさわしい点がある。それは価格。GeForce GTX 280の国内での店頭価格はおよそ8~9万円前後と予想されており、比較的安価なGeForce 9800 GTXよりもハイエンド価格帯のGeForce 9800 GX2の方がマッチしていると考えた。
そのほか、マザーボードはSLIを考慮してXFXの「nForce 790i Ultra SLI」マザーボードを用意。CPUは都合により「Core 2 Duo E8500」(3.16GHz)を用意した。Core 2 Duo E8500はデュアルコアではあるが、動作クロックはシリーズ中では最高のものであり、クアッドコアに最適化されたベンチマーク以外では問題無いだろうと判断した。メモリはCPUのFSBが1333MHzということもあり、GeILのDDR3-1333メモリキット「G32GB1333C9DC」を使用している。
DDR3メモリにはGeILのモジュール「G32GB1333C9DC」を使用した |
GPU | GTX 280(SLI) | GTX 280 | 9800 GX2(SLI) | 9800 GX2 |
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CPU | Core 2 Duo E8500(3.16GHz) | |||
Motherboard | XFX nForce 790i Ultra SLI Motherboard | |||
Chipset | nForce 790i Ultra SLI | |||
ChipsetDriver | nForce Driver 15.17 | |||
Memory | DDR3-1333(1GBx4/9-9-9-24) GeIL G32GB1333C9DCx2 | |||
Graphics | Leadtek WinFast GTX 280 / ZOTAC GTX 280 AMP edition | Leadtek WinFast GTX 280 | Zotac GeForce 9800 GX2 | Zotac GeForce 9800 GX2 / NB GeForce 9800 GX2 |
GraphicDriver | Forceware 177.34 | Forceware 175.16 | ||
HDD | WD3200AAJS-B4A(320GB/7200rpm/8MB) | |||
OS | Windows Vista Ultimete SP1 32bit(英語版) |