見栄えのいいアイコンを作ろう.1
ここでは、前ページで作ったアイコンを元に、図13のような透明感のあるアイコンの作り方を解説します。
(図13)Mac OSやビスタでよく目にする、ガラス玉のようなデザインのアイコン |
まずは背景の円を加工します。矢印のオブジェクトはジャマにならない位置にずらしておきましょう。矢印は白のままだと背景と区別できなくなるので、一時的に色を変えておきます。円をコピーしたら、「編集」メニューの「同じ場所に貼り付ける」を選らび、薄い赤で塗りつぶします(図14)。その後、「円/弧ツール」をクリックしてください。円の右側に小さな丸(●)がありますね。カーソルを合わせると円が赤くなりますので、半円になるまで円の外周に沿ってドラッグしましょう(図15)。
つぎに、「オブジェクト」メニューの「垂直に反転」を選んで半円をひっくり返し、赤い円とピッタリ重なるように移動してください。さらに、「オブジェクト」メニューの「変形」を選び、「拡大縮小」タブをクリックしてから、95%を指定して「Apply」をクリックします(図16)。
半円はグラデーションで塗りつぶします。「オブジェクト」メニューの「フィル/ストローク」を選んでから、「フィル」タブの「放射グラデーション」を選ぶと。半円がグラデーションで塗りつぶされました(図17)。しかし、ここではグラデーションの向きを反対にしたいので、グラデーションを編集します。「編集」ボタンをクリックして、「グラデーションエディタ」を開いてください。まずは図18のように、「A」(透明度)を「0」に設定します。つぎにプルダウンメニューの中からもうひとつの項目を選び、「A」を「255」に設定します。
編集中のグラデーションは、エディタの上部に表示されますので、内容を確認しながら調整するといいでしょう。これで、グラデーションの向きが変わりました。ここでツールボックスから「グラデーションツール(下から2番目のボタン)」を使うと、グラデーションの位置や大きさを変更できます。ここでは、中心よりやや下に位置するよう、グラデーションの位置や大きさを変えましょう(図19)。