時代は分岐! 何度でも楽しめる!
さて、古代をクリアすると、次の時代へとジャンプします。 ここでヒゲ眼鏡から、「次の時代は二つ用意してある」という新事実が明かされます。それが、「ニッポンかいこくじだい」と「ヨーロッパげいじゅつじだい」。
どちらの時代を選んでも、古代あけぼの時代でプレイヤーが造った街や配置した建物などは、形を変えながらも継続して置かれます(一部例外はあります)。
たとえば古代でプレイヤーがどこに配置するか頭を悩ませながら造った「ゴミ捨て場」が、のちの時代では「貝塚」になっていたり、また建物の様式も時代に合わせて変化するなど、今回のシムシティでは、ちょっとオーバーですが、悠久の時の流れを実感することができるのです。
日本(左)とヨーロッパ(右)、両方見てみたいので少なくとも2回はこのゲームを楽しめることに |
小説でもゲームでも歴史物が大好きな僕としてはここらへんでかなりテンションが上がってきましたが、とりあえず悩んだ結果、今回は「ヨーロッパげいじゅつじだい」をチョイス。ルネサンスとか、あのへんの時代の雰囲気が好きなんですよね。とはいえ僕自身の芸術センスは皆無ですけども。そしてそれはシムシティの街のデザインセンスにも表れているわけですけども。
……さて、文明が進歩したことで、できることはかなり増えてきました。
住宅地区や商業地区の密度も人口増に合わせて上昇し、修道院や警察、学校などの新しい建物が続々登場します。古代では水稲農業用だった農地も放牧地になり、けもの道は街道になり……それぞれの場所を決めたのは間違いなく自分なのですが、何だか違う街を見ているようで新鮮です。
古代にはなかった修道院学校や、何とお城まで建てることができます! |
色々と選択肢が増えて嬉しくなり、調子に乗って新しい建物をガンガン配置していた僕ですが、ここで街に暴動が頻発するようになってしまいました。ゲームの中のことながら、暴動を起こしたシムが「もう我慢できるか!」と街のボス(つまり僕)への不満をぶちまけている姿を見るのはちょっとマジでへこんでしまいます。
なぜ古代にはなかった暴動が……それはつまり、生きるために必死だった古代とは違い、豊かになったヨーロッパでは、新たに「貧富の差」というやっかいな問題が生まれていたのです。いやー……このゲーム、リアルだわー。
とにかく庶民の暮らしを守るため、警察署を配置してやっと暴動も収まり、ほっと一息ついていると……今度は忘れた頃に竜巻が! ついでに火事まで!
ああ……あああああ……!
……結局、この被害を立て直すのにかなりの資金を投入するはめに。その前に見栄を張って超高価なぜいたく品の「洋風の城」を造っていたことも祟って、危うく破産するところでした。
なんかこのシムシティでのお金の使い方には、現実社会での人間性が反映されているような気がしてなりません……。
ともあれ、僕がこの出来事から学んだのは、「例え神でも資金難と災害には勝てない」というごくシンプルな宇宙の真理だったのでした。
気合い入りまくりの最新作、これは神になるしかない!
さて、ここまでざっくりとシムシティがどんなゲームかをご紹介してきたわけですが、この後の展開はぜひ皆さんご自身の手でご覧ください。ちなみに「ヨーロッパげいじゅつじだい」を過ぎると、「新世界の神ツアー」もいよいよ折り返し。ここで「ヨーロッパさんぎょうじだい」、「アメリカはんえいじだい」という二つの地域へのさらなる分岐があるようです。
ついに電気や鉄道が登場! シムたち、よくここまでがんばったなあ…… |
もちろんそれ以前に日本ルートへ進んでいればそっちにも別の道があるわけですから、すべての時代を網羅するためにはいったい何度遊ぶ必要があるのか……今回の開発スタッフの気合、恐るべし!
ちなみに、さすがにこれだけのボリュームを詰め込んだからなのか、ゲームを中断するときのセーブ時間はかなり長めです(1分ぐらいかかるかも)。でもまあセーブなんて、ふっかつのじゅもんに泣いたあの日々を思えば10分かかったっていいぐらいですけども。
――そんなわけで。
若干の個人的な不満もありましたが、ニンテンドーDSにハードを移して2作目だけのことはあり、かなり完成度の高い良作でした。
シリーズの最初から今まで、シムシティの変わらない面白さは、100人いれば100通りの街があり、100回遊べば100回違う街ができる、というところにあります。
最終的には「現代」、そして「未来」へと続く今回のシムシティDS2。自らの手で造った街並みがどう発展し、古代から未来へと繋がっていくのか、これまでのシムシティとは一味違う感動と快感をぜひ体験してみてくださいね。
タイトル | シムシティDS2 ~古代から未来へ続くまち~ |
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メーカー | エレクトロニック・アーツ |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | 都市育成シミュレーション |
プレイヤー人数 | 1人(※すれちがい通信対応) |
発売日 | 3月19日(発売中) |
価格 | 4,980円 |
CEROレーティング | A 全年齢 |
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