なぞる、振る、傾ける(2) - 振る、傾ける
913SHにない操作方法として「振る」「傾ける」が追加された921SH。これにより921SHは、いままでにない楽しく使える機種となったのだ。
まずは「振る」を紹介しよう。921SHはモーションコントロールセンサーを内蔵し、振ることで各種機能を起動できる機能「クイックショートカット」を搭載している。右/左/上の3方向の振る動作に対応する。これを2つ組み合わせて全9種類の機能を設定できるのだ。初期設定では、「右右」でデジタルTVの起動、「左左」でカメラの起動、「右左」でメール受信ボックスを表示、「左右」でピクチャーフォルダを表示できる。たとえば、本体を「左左」と振ってデジタルカメラを起動、センサーキーを上下になぞってズームさせ、タッチして撮影という具合に操作できる。この振る動作は、本体を閉じて、待受画面が表示されている状態にのみ有効で、画面が消えている状態では操作できない。
この「振る」という操作方法は、家庭用ゲーム機でも採用されているので、慣れている人も多いかもしれない。ただし、携帯電話を振るのは、落としたりする可能性があるので注意が必要。気分的に、思いっきり振ってしまいそうになるため、できれば家庭用ゲーム機と同じように、手首に巻きつけるタイプのストラップがほしいところだ。
もうひとつのオリジナル操作が「傾ける」。これは結構役立った。しかも360度反応してくれる優れもの。ワンセグを受信中に90度傾けると画面がその傾きにあわせて回転し、必ず本体の下が画面の下になるように調整される。これもモーションコントロールセンサーを搭載しているからこそ。横持ち、縦持ちと、どんな持ち方をしても画面が見やすい。