パソコンを使わずにデジタルカメラからプリンタに直接プリントするための方法として、USBケーブルで両者を接続してプリントできる「PictBridge」や「USB DIRECT-PRINT」という機能がある。カメラとプリンタの組み合わせによって使用できる機能や操作法は違うが、例えば、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D40」と「E-720」を接続するとプリンタがカメラ内のデータを読み取ってそのままプリントすることができる。また、上位機種の「D80」との組み合わせるとカメラ側から写真を選択してプリントすることが可能だ。「E-720」はメモリースロットも装備しているので、カメラのメモリーを差し込んでプリントすることもできる。

カメラとプリンタをケーブルで接続してプリント

(1)「PictBridge」や「USB DIRECT-PRINT」といった機能は、デジタルカメラとプリンタをUSBケーブルで接続してプリントするためのもの。最新のデジタルカメラとプリンタならほぼサポートしている。「D40」のようにPictBridgeはサポートしていなくても、「PM-T960」や「E-720」ならプリンタ側から操作してプリントが可能だ

(2)メモリーをデジタルカメラから取り外してプリンタ側のスロットに挿入してプリントすることもできる。プリンタ側の各機能を使用してプリントする場合はこちらのほうが便利だろう。コンパクトフラッシュやSDメモリーはもちろんのこと、メモリースティックやxDピクチャーも「PM-T960」と「E-720」なら直接挿入可能だ

(3)プリンタ側で写真を選んでいる画面。単純に選択してプリントするだけでなく、明るさやコントラストなどの調整から、各種フィルタや赤目補正といった処理を施して好みの作品に仕上げることが可能

(4)これで「E-720」でのプリントは完了! 小型ながらCDやDVDからデータを読み込むことができるライティングタイプの光学式ドライブを搭載。CD-Rにメモリーのデータを書き込んで保存することができる