昨年12月22日から東京ジョイポリス(東京・お台場)でスタートした最新アトラクション「PRISONBREAK-ブレイクアウト-」。大人気海外ドラマ『プリズン・ブレイク』をモチーフにしたアトラクション、ドラマで言えば凶悪犯罪用のフォックスリバー州立刑務所に今回潜入した! 無事、マイケルたちのように脱獄できるのだろうか!?
副大統領の兄弟を殺害した罪で死刑宣告された兄・リンカーンを救出するため、主人公のマイケルがリンカーンと同じフォックスリバー州立刑務所に入獄し、緻密な計画で兄弟揃って脱獄するサスペンスドラマの『プリズン・ブレイク』。二転三転するストーリー展開に本国のアメリカはもちろん、日本でも大ヒットを記録して人気を博した。そんな同ドラマをモチーフにしたアトラクションが、今回紹介する「PRISONBREAK-ブレイクアウト-」。ドラマと同じく、ゲストが囚人として刑務所(アトラクション)に入所し、脱獄するという内容。ドラマで登場するセットやシーンなどが忠実に再現され、ドラマでしか体験できない『プリズン・ブレイク』の世界観が、アトラクション内の随所に施されている。
まず最初に告白しておこう。我輩、生まれてこの方、刑務所になんて入ったことがない! 普通に生きていれば、きっと誰だってそうであろう。だから、『プリズン・ブレイク』の世界はドラマでしか知らないのだ。特に『プリズン・ブレイク』の舞台は、重犯罪人が収監されているフォックスリバー州立刑務所。アメリカでは実際にフォックスリバーのように凶悪な犯罪者と極悪警備員がいる刑務所の存在は聞いたことがあるが、ムショ暮らしもしたことのない我輩が無事このアトラクションをやり遂げることが出来るのか甚だ怪しいものだった。
まあしかしだ、以前レポートした「戦慄迷宮EX.バイオハザード」より楽勝だろ? と。ゾンビや死体など怖いモノなんていないだろうからとタカをくくっていたが、アトラクション内に入り待合室でスタッフから簡単な注意を受けた後、その考えも改まる。何故かって? ドラマで登場した悪名高きべリックのような看守が登場し、我輩を一喝したからだ。「我々がルールだ! ここでは変な考えや脱獄など考えないように!」。いわゆる入所式での訓示ってやつですか? アトラクションといえどもその演技力、いや迫力はドラマ以上。これが重犯罪刑務所の恐ろしさなのね。だが良く見ると、その看守は女性だった! 美しいのにやたらと怖い……。こんな女性なら罵られるのもありだよね? って我輩、決してM(マゾ)ではありません。いや、隠れMかもしれないけど……。