お正月は様々なホテルでブッフェを中心としたグルメフェアが開催されている。ここでは、特にお得感のあるイベントを紹介していく。

自分でつくるデザートも魅力のブッフェ

横浜ロイヤルパークホテル(神奈川・横浜)は3日まで、お正月らしい料理を取り揃えた「年末年始ファミリーディナーブッフェ」を開催している。場所は同ホテル内地下1階「カフェ フローラ」。メニューは、華やかな印象のちらし寿司や、餅をトッピングした「モチピザ」など、オードブルからデザートまで約40種類を用意するという。

デザートにも注力しているとのことで、会場内には「デザートキットコーナー」を設ける。デザートキットコーナーとは、クリーム、スポンジ生地、フルーツ、小豆といったデザートが"パーツ"を並べてある場所のことで、お客はパーツを組み合わせ、自分好みのデザートをつくることができる。チョコレートペンなどのデコレーションアイテムもスタンバイし、セルフクッキングを楽しむことができる。「年末年始ファミリーディナーブッフェは今回が2回目となり、前回は31日と1日が混雑のピークでした」(同ホテル広報)。料金は大人5,775円、小学生2,310円、幼児(4歳~)1,155円で、開催時間は17:00~21:00。空席があれば入店は可能だが、基本的には要予約としている。

「年末年始ファミリーディナーブッフェ」イメージ写真




大河ドラマ「篤姫」にちなんだおせちブッフェ

セレスティンホテル(東京・港区)では3日まで、NHKで1月から放映予定の大河ドラマ「篤姫」にちなみ、鹿児島の食材を取り入れたおせちを提供するブッフェを行っている。同ホテルは、薩摩藩上屋敷跡に建っていることから、「観光かごしま大キャンペーン推進協議会『篤姫』キャンペーン事務局」の協力のもと、同ブッフェを企画したという。

他には、お正月ならではということで鹿児島風お雑煮も登場。お正月を満喫できる内容となっている。料金は2,700円で、時間は7:00~11:00。会場は同ホテル内レストラン「グラン・クロス」となっている。

料理イメージ写真




高級食材が楽しめる中華バイキング

浦安ブライトンホテル(千葉・浦安)は6日まで、ふかひれや鮑といった高級食材を使った中華料理バイキング「ランチオーダーバイキング」を開催している。会場は同ホテル内の中華料理「花閒(かかん)」。

料理は「蟹肉入りふかひれスープ」「鮑のオイスターソース」「海老蒸し餃子」といった食べ放題用メニュー約80種類に加え、「ふかひれ入り茶碗蒸し」「つばめの巣入り蟹卵スープ」「ソフトシェルのチリソース」といった限定メニューも用意。全てオーダー後に調理して仕上げるため、でき立ての味が楽しめるという。料金は大人4,273円、子供(4歳~12歳)3,465円、時間は11:30~16:30(4日のみ~14:30)となっている。

「ランチオーダーバイキング」イメージ写真




中華料理の過去・現在・未来が味わえる!?

京王プラザホテル(東京・西新宿)は7日、同ホテルの料理長・李国超(りこくちょう)氏が2007年11月に東京都より平成19年度東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞を受賞したことを記念し、フェア「感謝(カンチェ)の食卓」を開始する。場所は同ホテル内の中国料理「南園」、期間は31日まで。

李氏は1971年の同ホテル開業時に入社。以降、「南園」にて活躍し、1995年には料理長に就任したという。「今回のフェアは、これまで李を支えていただいたお客様に感謝の気持ちを込めて開催します」(同ホテル企画広報)。そこで、フェア用に用意したメニューでは、中国黒豆味噌をはじめとした李氏の母の味、XO醤を使用した南園の味、美と健康を考慮し、今後の中華料理をリードするとも言える"新中国キュイジーヌ"といった過去・現在・未来の要素を盛り込むとのこと。

9品構成のランチコース(3,150円・サービス料別)では、「母自慢炊込みスープ」「鱈の煎り焼き、醤油ソース」「梅葉の豚挽肉蒸し」「プチトマトの杏露酒漬け」などを用意。ディナーコース(8,400円・サービス料別)は、「伊勢エビの中国黒豆味噌炒め」「和牛カルビのXO醤炒め バスケット盛り」「ふかひれの姿煮 干し山芋揚げ添え オリジナル黒酢」など7品構成となっている。

「感謝(カンチェ)の食卓」ディナーコース




まだ間に合う! 元旦限定でおせちを販売

ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京・赤坂)は、新春を華やかに彩るイベントを多数開催中だ。

中でも注目したいのが、元旦限定発売のおせち料理(9,240円)。多忙な年末を過ごし、まだおせち料理を用意していない人には朗報といえるのではないだろうか。さらに、1日・2日には野点を実施。こちらは、同ホテルで開催しているその他の新春イベントでも利用可能な催し物券(5枚つづり1,000円)3枚で参加できる。また、「新春おめでた村」と名づけられたコーナーには、縁日屋台や江戸の伝統工芸品実演販売ブースなどが集まり、お祭りムードを高めている。

グルメ系以外のところでは、2日に「初笑い寄席 三遊亭好楽(真打)」を実施。テレビ番組「笑点」でもおなじみの三遊亭好楽一門が登場するという。時間は12:45~14:00。入場は無料だが、混雑時には入場が制限されることもあるとのこと。同じく2日には「新春猿回し芸」も行う。猿回し芸コンビ「源太と愛吉」が登場し、古典芸から大技まで、多種多様な芸を披露してくれるという。12:00~12:30、17:30~18:00の2回開催となっている。

縁日風景イメージ写真