ベンチマーク環境

ベンチマーク環境は表1に示す通りだ。Maximus Formulaに関しては、メモリにはCorsairのDDR2-800 CL4のものを使った(Photo16)。一方、CPUは3GHzについては定格通り1333MHz FSBの9倍動作(Photo17)としたが、3.2GHzについてはこれを1600MHz FSBの8倍動作で動作させてみた(Photo18)が、空冷の状態でも特に問題なく全テストをクリアした。このオーバークロック動作は単に機材の都合だったのだが、後で確認のためにQX9770を装着したところ、これも問題なく動作した。一方DX38BTやDX48BT2に関しては、前回と全く環境は同じ(というか、データを含めて完全に一緒)である。

表1:ベンチマーク環境

CPU Core 2 Extreme QX9770 Core2 Extreme QX9650 Core2 Extreme QX9650
Core2 Extreme QX9650@3.2GHz
Mother Board Intel DX48BT2 Intel DX38BT ASUSTeK Maximum Formula
BIOS BTX3810J.86A. 1308.2007.1112.1659 BTX3810J.86A. 1251.2007.1016.1510 Revision 0903
Driver Inf Driver 8.3.0.11
Memory Corsair CM3X1024-1600C7DHXIN×2 Corsair CM2X1024-6400C4×2
DDR3-1333 9-9-9-24で動作 DDR3-1066 9-9-9-24で動作 DDR2-800 4-4-4-12で動作
Graphics Card ATI Radeon HD 3850 Reference
Graphics Driver Catalyst 7.11
HDD ブート用:Seagate Barracuda 7200.7 120GB SATA (ST3120827AS)NTFSフォーマット
データ用:Seagate Barracuda 7200.7 120GB SATA (ST3120827AS)×2 RAID0 NTFSフォーマット
Flash Memory Transcend JetFlash TS4GJF160 (4GB:全量ReadyBoost)
OS Windows Vista Ultimate 英語版

なおテスト結果であるが、グラフ中の表記は

「3GHz対決」
QX9650 + Maximus Formula→「DDR2」
QX9650 + DX38BT→「DDR3」

「3.2GHz対決」
QX9650(3.2GHz) + Maximus Formula→「DDR2」
QX9770 + DX48BT2→「DDR3」
としている。

Photo16:EPPモードでCL4、JEDECモードではCL5となっている。ところが実際には1.8VのままCL4で動作した。ちなみにこれはSPDによらず、BIOS中でマニュアル設定を行っている

Photo17:コア電圧はこの時点で1.208Vになっている

Photo18:無理やり3.2GHz動作。コア電圧が1.336Vまで上がってることに注意。QX9770は1.175Vで動作したあたり、長期的には正規の製品の方が好ましい事が判る