『~を鍛える大人のDSトレーニング』ノウハウ
さらに言えば、この「総トレーニング時間に応じて新しいメニューが選べるようになる」というシステム。ニンテンドーDSで大ヒットとなった『~を鍛える大人のDSトレーニング』シリーズで培われたノウハウが投入されていて、「次はどんなメニューが登場するんだろう?」と興味を惹きまくりです。この影響で、つい一度のプレイで15分とか30分もプレイしてしまうんですよ。これに加えて、毎日の体重やトレーニング時間などがカレンダー上に記録されていき、折れ線グラフで表示してくれるという素敵っぷり。このお陰で、やっぱり毎日のようにトレーニングしたくなっちゃうんですよね。
さらにさらに! 各トレーニングメニューはゲーム以外でもすべて点数などで評価されるようになっているため、「昨日の自分に勝った!」みたいな喜びや、「家族よりもブッチギリで自分がハイスコアを出した!」みたいな闘争本能への火の点け方が上手く、家族全員でプレイすると盛り上がること間違いなしです。
そこで活きてくるのが、前述した「好きなトレーニングだけ、ひたすらやっても構わない」という自由度の高さ。各トレーニング別のメニューでは過去の自分と競い、総トレーニング時間や体重の推移グラフについては家族全員で競うという、二重の「継続させる仕掛け」が施されているのです。
"本当に"家族全員で楽しめる
アクションゲームやシューティングゲーム、レースゲームあたりはプレイヤー層を限定してしまいがちなので、家族の中でプレイしているのは自分だけ……というロンリーな状況になりがちですが(それはそれでアリですが)、『Wii Fit』は真っ直ぐ立っているだけで「フラフラしていないか」測定ができたりするので、それこそ幼稚園児からお爺ちゃん、お婆ちゃんまでもが、一緒になって楽しめます。そして、それは単なるソフトのターゲティングや企画レベルだけじゃなく、結果として幅広いユーザー層に受け入れられるソフトになっているという完成度の高さには驚愕させられました。
とはいえ、トレーニング可能なプレイヤー層は(多少ですが)制限されています。年齢は2歳以上で、身長は100cm以上。私の息子(次男)は2005年1月21日産まれなので誕生日は大丈夫でしたが、身長が100cm未満なので、ダミー(?)として100cmで登録してみました。……が、2歳児には「トレーニング」なんていう概念があるわけもなく、自分以外の家族が楽しそうにテレビを見ながら乗っている白い板に自分も乗ってみたい! という欲求だけが先走り。いざ自分が乗ってみてもあんまり楽しくないらしく(苦笑)、すぐに飽きてどこかに行ってしまうんですけどね。そんなこんなで、トップメニューには家族4人のMiiが並んでいます(ちなみに、登録数の上限は8人だそうです)。
……余談ですが、体重制限は130kg以下、私のダンナはセーフ(笑)でした。