使いやすいサイズが操作感をアップ

それぞれのキーが丸みを帯びていることでデザインの統一感を演出。マイクは[4][5][7][8]キーの間に配置した

ディスプレイが見やすいように持つと、ちょうど数字キーの部分がすっぽりと手に収まる。重心はディスプレイの下端あたり、すなわち長辺方向(約138mm)の中央付近になる。そのバランスのよさと、約104gという軽量さによりとても持ちやすい。ただし、この持ち方だと親指がちょうどカーソルキーのあたりに来るため、数字キーの最下段にあたる[*][0][#]がちょっと押しにくい。数字キーの[5]に突起があることを考えると、親指がちょうど[5]の位置に来るのが携帯電話のホームポジションと思われるが、こうすると操作キーから数字キーまですべてのキーが押しやすくなる代わり、重心よりかなり下側を支える形で持つことになるため、多少ディスプレイ部が重く感じられ不安定になる。これは、表面の下端までキーを配置している端末の宿命ともいえるのだが、INFOBAR 2の場合本体が軽量なため、許容できる範囲に抑えられている。

数字キーから通話キーに至るまで、ひとつひとつのキーサイズはほぼ同じ。印字されている文字も大きく読みやすい

背面には大型のステレオスピーカーを配置。その上部には有効約197万画素のCMOSカメラを持つ

キーはタイル型で、キーはすき間無く配置されている。通話・終話キーから数字キーに至るまで、キーひとつひとつの大きさは幅が約14mm、高さは約10.5mmで、一般的な携帯電話と比べても大きいほうだ。その中央に大き目の数字が印字され、とても見やすい。キーストロークは実測で約0.2~0.3mm。どのキーもしっかり作られていて、各キーの中心だけでなく端を押し込んでもキー全体が下がり、クリック感も十分。キーのフォースカーブもよい感じに仕上がっている。[5]キーに親指を置いたとき、そこから30mm以内に決定キーから終話キーまであるので、指の動作範囲も問題ない範囲内だ。指の動きが最低限ですむことで、素早い操作が可能となっている。

デザインにこだわった待受画面やメニュー画面

デザイン重視の開発を行ったINFOBAR 2は、メニュー画面や待受画面のデザインも外観と統一感のあるものが搭載されている。プリインストールされているメニュー画面は「アイコン3×4(Flash)」「リスト(Flash)」「アイコン2×6(Flash)」「シンプル(Flash)」の4種類。「アイコン3×4(Flash)」だけは選択されたアイコンがカラーで表示されるが、そのほかは選択されたモノクロのアイコンが動くというシンプルなデザインとなっている。しかも、このメニュー画面は4色あるカラーバリエーションですべて同じものが入っている。メニュー自体はシンプルだが、アイコンは親しみやすいINFOBAR 2のイメージにあわせている。

メニュー画面を4種類プリインストール。これは「アイコン3×4(Flash)」

メニュー画面「リスト(Flash)」は選択するとアイコンが動く

メニュー画面「アイコン2×6(Flash)」は、アイコン、文字ともに大きめで見やすい

機能が日本語で書かれているメニュー画面「シンプル(Flash)」

待受画面は「INFOBAR 2(Flash)」「飴(Flash)」「INFOBAR 2 カラー」「INFOBAR 2 ライン」「INFOBAR 2 ライト」「INFOBAR 2 ダーク」の6種類。「INFOBAR 2(Flash)」はINFOBAR 2の文字が動き、「飴(Flash)」は「INFOBAR 2」の影が回転する。そのほかは、四角や線を組み合わせた無機質な待受画面となっている。これも4色すべて同じだ。

プリインストールされているものが少なめで、しかも、どのカラーでも同じものとなっているが、もしもっと画面がほしいのなら、EZwebのINFOBAR 2専用サイトから入手することができる。オリジナル壁紙や着メロを入手したり、メーカーである三洋電機(製造は鳥取三洋電機)のサイトへのリンクなどが用意されている。

初代INFOBARと比べて、外観デザインやGUIも進化しているINFOBAR 2。機能・サービスに関してはどうだろうか?