「Microsoft Reclusa Game keyboard」(以下、Reclusa)は、ごく普通の109キーボードにダイヤルと特殊キーを追加しただけに見える。しかし本機は先に発売されたゲーマー用マウス「Microsoft Habu」と同じく、ゲーマー用デバイスのメーカーとして有名なRazerとの共同開発で作られた。Reclusa(レクルーサ)の名は和名をイエイトグモという毒蜘蛛に由来する。これはRazerが得意とする命名方法で、Razerではライコサ、タランチュラなどキーボードに毒蜘蛛の名前を使っている。
つまり、一見、Microsoft製に見えるキーボードだが、見える部分にも、見えない部分にもRazerのDNAが色濃く表れている。Razerらしく、ゲーマーへの配慮をたっぷり染みこませたキーボードだが、その配慮とはいかなるものか、ここで解き明かそう。