「Microsoft Natural Ergonomic Desktop 7000」はエルゴノミクス(人間工学)の専門家によってデザインされたキーボードとマウスのセットパッケージだ。
キーボードもマウスもワイヤレス対応製品で、キーボードは2005年に発売された「Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000」のワイヤレス版、マウスは今年6月に発売された「Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 6000」の無線機能を強化した「Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 7000」である。
強力な無線機能
無線部にはキーボード、マウスともに2.4GHzタイプを採用し、半径10メートル(メーカー公表値)の範囲で操作できる。ちなみに「Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 6000」の操作半径は約1.8メートル(同)だったので、約5倍も長くなった。従来の無線製品は到達距離の短さを補うためにレシーバ部のコードを延長するなどの対策が取られていた。しかし本製品では十分な到達距離がある。USBレシーバはUSBメモリほどのサイズに小型化されたため、使われる機会の少ないPC背面側のUSBスロットに装着できる。また、PCを足下や棚の上に置かざるを得ないユーザーには心強いだろう。
試しに筆者自宅の最も遠いところ、隣室の奥までキーボードとマウスを持ち込み、PCが見えない場所で"Webブラウザの進む / 戻る"操作をしてみたが、しっかり動作してくれた。無線規格の仕様とはいえ、10メートルの到達距離はオーバースペックだと思うけれど、広い会場のプレゼンテーションで、ノートPCをプロジェクターの側に置き、演台は離れたところにあるという状況なども考えられる。補助者がいなくてもプレゼンテーションできるし、タイプ入力を使った実演も可能だ。10メートルが活躍する機会は意外と多いかもしれない。