――そもそも、お二人は、どのようにして、知り合われたんでしょう?

藤巻「大田区の池上小学校っていうところで、5年生の時に同じクラスになったんですよね」

藤岡「そっから話すの?」

藤巻「(笑)」

藤岡「長くなるよ(笑)」

――その時に、まりちゃんという同級生がいらしたわけですね。

藤巻「ええ、同じクラスにまりちゃんという、かわいい女の子がいたんです」

――その後、やはり同じ中学に進まれて、高校・大学は別だったんだけれども、大学生の時、70年代にバンドを組まれたわけですね。

藤岡「はい、『まりちゃんズ』っていうのを」

――グループの名前を「まりちゃんズ」にしたくらいだから、そのころもずっとまりちゃんのファンだったんでしょうね。

二人「そうですね」

藤巻「最初はね、まりちゃんにもメンバーになってもらおうと思ってて、それであともう1人男のメンバーもいて、女の子と男3人で『まりちゃんズ』ってことで、名前を先に決めたんですよ。それで僕らで作った曲をまりちゃんに聴かせて、『こういう曲、一緒にやらない?』って言ったんですね」

「藤岡藤巻」をオヤジバンドと自ら言い切るお二人。宮崎駿監督作品の主題歌を担当し、ブレイク必至!

――その時、聴いてもらった曲というのは……?

二人「『ブスにもブスの生き方がある』とか……」

藤巻「そんなような名曲をいくつかね(笑)。そしたら、『はぁ?』みたいな(笑)」

藤岡「けんもほろろに断られて、それで仕方なく……」

藤巻「まりちゃんは入らなかったんですけど、名前だけ残っちゃったわけですよ」