KCP+で採用された新機能の1つが「au oneガジェット」。PCの世界ではWindows VistaやGoogleデスクトップ、Mac OS Xなど、最近はガジェットと呼ばれる小さなアプリケーションが利用されているが、携帯電話でもこれを実現したのがau oneガジェットだ。

au oneガジェット

待受画面の画面構成。一番上がEZニュースフラッシュ、中央がガジェット、下が検索窓。これらの順番や表示・非表示は設定で変更可能

またau oneガジェットは、待受画面上に小型アプリを張り付け、Webサイトの更新情報やメールの情報などを自動で受信して表示、EZwebにアクセスしなくても最新情報が得られるサービスとなっている。たとえばお気に入りのブログをガジェットとして登録しておくと、定期的に更新チェックが行われ、更新があればその内容が待受画面に表示される。

さらに通常のガジェットとは別に、待受画面にはEZwebトップページにあるGoogle検索窓が新たに追加された。いちいちEZwebボタン→EZwebトップページと移動しなくても、待受画面から素早くWeb検索が行えるようになった。

検索窓を使えば、待受画面からいきなりWeb検索が行える

ガジェットの例。ブログの新着記事を待受画面で確認できる

待受画面に表示できるau oneガジェットは1種類のみだが、ガジェットをアクティブにして十字ボタン左右を押すと、端末内に保存したガジェットを順に切り替えられるので、たくさんのガジェットを利用することができる。

当初は、「au oneメールガジェット」「au oneテレビガジェット」「au one乗換ガジェット」「ディズニーガジェット(仮)」など19種類を提供する予定。基本的にEZweb公式サイトであればガジェットを提供できるが、公式サイト以外のサイトや個人のガジェットは配布できない。これに関してはガジェット提供によるトラフィックの増加などの経過を見てから検討する、とのことで、場合によってはいわゆる「勝手アプリ」のような形で個人がガジェットを作成して配布できる可能性もある。

ちなみにこのガジェットは、PC向けWebブラウザ「Opera」に搭載されているガジェットエンジンを利用しているとのことで、ガジェットの内部構造自体はOperaのガジェットに似ているそうだ。

なお、これまで待受画面への情報提供で利用されていた「EZニュースフラッシュ」と天気予報はこれまで通り提供される。