既報の通り、KDDIは、au携帯電話の新モデル8機種を11月中旬以降に発売する。その中でハイエンドモデルに位置づけられる3機種について、共通のプラットフォームとなる「KCP+」を新たに導入、待受画面に小型アプリを追加する「au oneガジェット」などが利用できるようになる。
KCP+は、au携帯電話のOSやミドルウェア、電話帳やメールなどの共通アプリなど、標準で搭載されるほぼすべてのソフトウェアを共通化してKDDIが開発。端末メーカーの開発期間とコストを削減することができる共通の基盤として位置づけられており、メーカー側はデザインやUI、独自機能といった端末の差別化に注力できるようになる。
また、KCP+では、新たに米Qualcommのチップセット「MSM7500」を搭載する。「最新の機能をぎゅうぎゅう詰めにしたプラットフォーム」(KDDIコンシューマ事業統括本部コンシューマ商品企画本部長・長島孝志氏)だという。
今回発表された新機種のうち、KCP+を搭載しているのは「W56T」「W54S」「W54SA」の3機種で、KDDIでは今後、搭載端末を順次拡大していく予定だ。