さて。シェーカー振りたさにいきなりカクテルづくりへと突き進んでしまったのだが、メインメニューにある「洋酒を注文する」というコーナーも重要だろう。冒頭で触れたように、このソフトには膨大な洋酒情報が収録されており、それがこのコーナーで検索できるようになっている。テキーラやブランデーといった洋酒の種類、アルコール度数、価格を指定して検索するわけだが、とりあえずはここ最近のマイブームであるシェリー酒とだけ設定し、あとは指定せず検索してみた。
ヒットしたのは4種類。"クリーム"という単語につられて「ハーベイ・ブリストル・クリーム」をタッチしてみた。やはり、クリームのようななめらかさと賞賛されてこの名前になったとのことだ。洋酒情報の下部を見ると、それぞれの洋酒に「カクテル」というボタンがある。ここをタッチすると、そのお酒を使ってつくることができるカクテルの名前が表示される。
ハーベイ・ブリストル・クリームの場合、代表的なカクテルとして「ハバナ」が紹介されていた。そうなると「ハバナってどんなカクテルだ? 」「どんなレシピになっているの? 」と知りたくなるのだが、残念ながらここからハバナカクテルの詳細を知ることはできない。メインメニューに戻り、「カクテルを注文する」コーナーで地道に名称を入力して検索することになる。このあたりはもう少しスムーズに行きたいところだが、幸い今回は短い名前なので入力も短時間で行える。長い名前の場合は一部分だけ入力して検索すればいいので、それほど煩わしいことにはならないはずである。そうやってヒットしたハバナはシェリーとホワイトラムをベースに、レモンジュースを加えたカクテルだった。こちらもシェークしてつくるカクテル! わざわざ購入したシェーカーをフル活用したい私にはもってこいな内容である。
このようにして、一通りのプレイをし終えたのだが、感想としては「カクテルっておもしろい! 」だった。ハワイアンをつくってみた際にも、「オレンジキュラソーの代わりに、レモンチェッロ(レモンのリキュール)をいれたらどうなるだろう」や「ベースとなるジンを今回の『ボンベイ・サファイヤ』から『タンカレー』にかえたらどうなるかな? 」と色々考えた。もちろん収録されているレシピ通りにカクテルをつくるだけでも、お酒好きにとっては楽しいひと時になるだろうが、自己流のアレンジを加えてみると一層カクテルの世界が広がっていくように思う。皆さんもバーテンダーDSで彼女に、彼氏に、両親に、オリジナルのカクテルを振舞ってみてはいかがだろうか。
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