「21 / 851種類あります」。右側の画面には21種類のカクテルの名称が表示されていた。この中からなんとなく「ハワイアン」をチョイス。すると画面左側でバーテンダーがシェーカーを振る姿が動画で映し出され、カクテルの詳細ページへと飛ぶ。後で知ったのだが、ステアするタイプのカクテルを選ぶと、バーテンダーがきちんとミキシンググラスを使ってステアしている姿を見ることができる。ここまでは運も味方して(?)順調だ。

カクテルの検索画面。各条件を設定していくと……

無事に(!?)シェーカーを使うカクテルがヒットしていた

レシピを見ると、ベースはドライジン。ここにオレンジジュースやオレンジキュラソーが加わるカクテルだった。オレンジキュラソーは製菓でもよく使用するリキュール。大きなスーパーの製菓コーナーに行くと、置いてあることが多い。入手しやすい素材が並んでいてまずはひと安心。

早速材料を買い求めて、念願のカクテルづくりに挑戦!! である。ハワイアンのつくり方を見ると、「シェークして、カクテルグラスに注ぐ」とだけあった。……シンプルなカクテルなのね。そこで、ドライジン、オレンジジュース、オレンジキュラソーをおぼつかない手で計量しながらシェーカーに注ぎ、氷も2,3個入れておいた。きっちりとシェーカーの蓋をして、いざシェーク! シェーク!!

レシピページで材料を確認し、ジン、オレンジジュース、オレンジキュラソーを用意

次第にシェーカー全体に細かい露が付いてきて、中の液体が冷えてきているのがわかる。「おぉ~、なんだか楽しいぃ~!!」と童心に返ったような気持ちでシェークし続けていたが、長い間振り続けるのも問題がありそうだと気付き、グラスに注いでみることにした。

中の液体の冷たさが手に伝わってきて、その変化の過程がなんとも楽しい

涼しげなオレンジ色の液体がカクテルグラスに満ちていく。バーでお酒を飲んでいても、この瞬間が一番ドキドキする。「どんな味だろう」という期待感からだ。実際に飲んでみると、オレンジのおかげで口当たりはよく、ジンのドライな辛味でキリッした切れもある。解説を読むとオレンジジュースの代わりにパイナップルジュースも使用可能とある。次はぜひともパイナップルジュースのハワイアンを飲みたいものだ。そのためにも、このカクテルをお気に入り登録しておきたいところ……。

カクテルをグラスに注ぐ。冷たくておいしそう!

カクテル解説画面の右下を見ると「登録」というボタンがある。これをタッチすると、ブックマーク的な機能である「マイテーブル」に登録される。お気に入りのカクテルを登録しておくだけでもいいし、自己採点やそのカクテルに適したシチュエーション、自分なりのコメントをインプットしておくこともできる。

「マイテーブル」ではお気に入りのカクテルに、オリジナルコメントをつけることができる