フランス産クリームチーズブランド「キリ」をテーマにしたコンクール「第8回 キリ クリームチーズ コンクール」の最終審査がこのほど、東京・高田馬場の東京製菓学校にて行なわれた。同コンクールは、ベル ジャポン、アルカン、ジャパン・フード&リカー・アライアンス食品販売が主催で、2000年より年1回実施されている。現在では製菓業界でトップクラスの応募作品数を誇っているという。

募集部門は、生菓子、ギフト菓子、アシェット、ベーカリーの4つ。生菓子部門では洋菓子・和菓子を問わず応募可能。ギフト菓子部門では、常温で7日以上の賞味期限となっている作品、アシェットは皿盛りの菓子が対象となっている。なお、応募は製菓や製パンに携わるプロに限定されている。

応募基準としてはもちろん「キリ クリームチーズ」の使用が挙げられており、作品の総重量の20%以上であることが義務付けられている。第1次審査は応募者が作成した写真入りのレシピをもとにした書類審査で、今回の応募者数は349人、作品数は376作品にものぼったとのこと。その中から各部門5人が残り、計20人が最終審査に臨んだ。

審査員には「モンサンクレール」の辻口博啓氏、「菓子工房オークウッド」の横田秀夫氏、「ビゴの店」の藤森二郎氏らそうそうたるメンバーが集結。競技者は審査員の厳しい目が光る中、制限時間内に作品を制作していった。作品完成後は各競技者がプレゼンテーション(作品説明)を行い、審査員の試食タイムに。作品の味わいや販売価格設定など、審査員から厳しい質問が競技者投げかけられ、作品の改良点などを示唆する場面もあった。

競技中の風景。皿盛り作品をつくっているのがアシェット部門の競技者

審査風景。「モンサンクレール」の辻口博啓氏や「菓子工房オークウッド」の横田秀夫氏らが参加