iPhotoの次はiLifeの他の機能ではなく、.Macの機能強化が取り上げられた。というのも.Macに「Web Gallery」というiPhotoと密接に連係する新機能が追加されたためだ。

現在の.Macの契約者数は170万人。今回のアップグレードでさらなる増加を期待

iPhotoと.Mac、それぞれをより便利にするWeb Gallery

Web Galleryは、iPhotoで管理している写真を.Mac上で共有する機能だ。iPhotoで公開したいEventを選択し、Web Galleryのボタンをクリック、共有の範囲や条件を設定してパブリッシュするだけで完了する。Web Gallery上の写真は、Webブラウザを使って、iPhoto同様にグリッド、スライドショー、モザイク、Cover Flowなどの表示で楽しめる。

iPhotoでEventを選択し、共有の範囲や条件を設定してWeb Galleryにパブリッシュする

Event内の写真をWeb Galleryにアップロード中

写真では分からないが、Web Galleryでもスキミングで中身を確認できる

Web Galleryでモザイク表示

Web GelleryでCover Flow表示

Web Galleryでスライドショー。Webブラウザ上でiPhotoと同様のリッチな表現を実現。Jobs氏は「Web 2.0ビューイング」と説明していた

自分の写真を公開するだけではなく、ビジターが写真をアップロードできる設定にしておけば、家族や友人が自分のWeb Galleryに写真を投稿できる。

また米国で6月29日に発売されたiPhoneにも対応しており、iPhoneで撮影した写真を直接Web Galleryにアップロードしたり、iPhoneでWeb Galleryにアクセスして写真を楽しむことが可能だ。

iPhoneに「Send to Web Gallery」というボタンが追加される

Phil Schiller氏(右隅)が登場し、iPhoneを使った写真共有をデモ