ユーザーに使ってもらうためには、まず標準搭載アプリに対するWebアプリのハンデを少しでも解消する必要がある。そのため現段階で、最もホットな分野となっているのがWebデスクトップだ。iPhoneアプリのラウンチャーであり、ディレクトリーサービスである。
Leaflets
例えばベータサービス中の「Leaflets」は、iPhoneのホーム画面のようなデザインで、iPhone標準搭載のアプリと同じような感覚でWebアプリを扱える。Flickrやdel.cio.us、New York Timesなどメジャーなサービスは直接アクセスが可能。App Listに含まれるWebアプリでは、利用する前に簡潔な説明と5つ星評価などを確認できる。アクセスしやすさと評価の両面でiPhoneアプリの利用を快適にしてくれる。
Webデスクトップの1つ「Leaflets」。iPhoneのホーム画面で標準搭載アプリを操作する際の手軽さで、登録されているWebアプリを扱える |
LeafletsのApp List内にリストされているDiggアプリの説明。Digg公式アプリであることが確認でき、安心して利用できる |
AppMarks
個人的にはラウンチャー機能主体の「AppMarks」を愛用している。同サービスに対応しているiPhoneアプリのサイトであれば、アイコンをタップするだけでAppMarksに追加できる。
ラウンチャーとして優秀な「AppMarks」。ユーザーが任意でiPhoneアプリを追加することが可能。アイコンもいくつか用意されている |
AppMarks対応サイトでは、AppMarkのアイコンが用意されており、タップするだけでAppMarksに追加できる |
ネット接続を必要とする問題については、HTMLをdata: URLに変換し、iPhoneアプリをブックマークしてもらうという荒技が公開されている。これによりネットに接続できない状況でも、ユーザーはブックマークからアプリを呼び出して利用できる。