すでにデジタル一眼レフを持っている人は多いと思うが、最初に買ったレンズはどれだろうか? やはり標準セットのレンズだろうか? ほとんどのデジタル一眼レフは18~70mm程度の標準ズームレンズをセットで販売しており、一般的な撮影はこれでまず大丈夫。重要なのは"2本目のレンズ"なのだ。レンズ交換式一眼レフは、レンズによって撮れるものがまるで違ってくる。望遠、マクロ、広角など、撮る人の個性が現れるのも2本目からなのだ。この2本目のレンズ選びを考えてみた。

2本目にどんなレンズを購入するか、悩んでいるという人も少なくないだろう。せっかく一眼レフを買ったのだからいろいろなものを撮りたい。しかし2本目には一体何を買えばいいのか? という質問も少なくない。それぞれの好みで何を買ってもかまわないのだが、考え方は"現在持っているレンズでできないことができるレンズ"を購入するのがいいだろう。

ほとんどの一般向けデジタル一眼レフでは、APS-Cサイズと呼ばれる撮像素子が使われているため、35mm判に換算した場合は元の焦点距離の1.5~1.6倍となる。たとえば実焦点距離18~70mmのレンズならば、35mm判換算で(フィルムのサイズに換算した場合)27~90mm相当のレンズと同じような画角になる(フォーサーズシステムの場合は2倍)。2本目のレンズは、これ以外の焦点距離を考えてみるのが基本だ。

ニコンD80と標準レンズAF-S DX 18-70mm F3.5-5.6G