ここからは東京おもちゃショー2007において、来場者の注目が特に集まったブースを設営していたメーカーをピックアップして紹介する。ここに挙げた各メーカーは、競合商品もあるなか、ウリとなる独自の商品群を展開している点が共通していると言えよう。
タカラトミー
今回の会場で、最も熱気を放っていたと思われるのがタカラトミーブース。今夏公開の映画『トランスフォーマー』の関連商品を入り口付近にまとめて出展したほか、チョロQブランドの車&飛行機&ヘリ、カードゲーム、フィギュア、さらには家庭用のそば打ちメーカーまで、ありとあらゆる新商品を並べ、このブースだけで一種のおもちゃショーのような全方位的展開を行っていた。また、情報解禁前のため画像掲載はできなかったが、秋からアニメ化される少女マンガ『しゅごキャラ!』の新商品が多く並べられていたのも印象的だった。『ローゼンメイデン』でアニメファンの人気を獲得したPEACH-PITが原作を手がけ、女の子向けコンテンツの台風の目となる可能性は十分に秘めている。人気の『プリキュア』シリーズにどこまで迫れるかが、来年にかけての注目ポイントと言えるだろう。
組立済みで約3万円と破格の値段の「アイソボット」(9月発売予定・予価31,290円)。16.5cmの小型サイズながらサーボモーターを17個組み込み、プログラム操作にも対応 |
「アイソボット」の隣ではタカラがこれまで生み出してきたロボット玩具の同窓会が。昔は二足歩行で自由に動かせるなんて思ってもみませんでした…… |