キーワードその3「飛ぶ」

今年急増したのが室内でも飛ばせるように設計された超小型軽量の飛行機。ラジコン飛行機に憧れはあるけれど、ちょっと敷居が高い……と感じている20代~30代の男性を中心に人気を呼んでいる。発売10カ月で50万台を超えたというタカラトミーのヒット商品「エアロソアラ」に続けとばかり、今回はヘリ型、虫型、ロボット型と様々な「飛ぶ」おもちゃが登場していた。

シー・シー・ピー「メカトンボ」(発売中・8,379円)。4枚の羽根でパタパタと飛ぶ姿はトンボそのもの! 脚部は受信アンテナとなっている

「エアロソアラ」の次世代機となるタカラトミーの「Qスカイ」(9月発売予定・4,200円)。赤外線の出力を自動調整するイージーモードを搭載し、より手軽になっている

タイヨーの「マイクロマスターHG2 ナイトクルーザー」(7月発売予定・予価10,290円)もヘリタイプ。ほかに初心者向けの「フライトマスター チャレンジャー」(発売中・3,675円)も

アイデア面で飛び抜けていたのがハピネットの「空中戦機エアボッツ」(11月発売予定・予価1,980円)。ぶつからないよう飛ばすのではなく、あえてぶつけ合う逆転の発想がナイス!

動画
メカトンボのデモ
空中戦機エアボッツのデモ

キーワードその4「ハイブリッド」

自動車がハイブリッドなら、おもちゃだってハイブリッドの時代。ここ数年、従来のアナログおもちゃにデジタルの要素を組み合わせることで、マンネリを打破した商品が続々と登場している。例えばここで挙げたボードゲームとDVD、カードゲームとテレビゲーム、地球儀とインターネットといった組み合わせはあまり耳慣れないが、実際の商品を見てみれば一目瞭然。アナログとデジタルは相反するものではなくて、おたがいの長所を持ち合えるもの、という思考が生んだ21世紀型のおもちゃなのだ。

バンダイの「ゲゲゲの鬼太郎 怪奇!妖怪横丁冒険ゲーム」(7月下旬発売予定・予価3,990円)。イベントマスでは付属のDVDを使ったミニゲームが楽しめる。DVDを使わなくても進行可能

タカラトミーの「人生ゲーム ゴールドメジャー」(7月発売予定・予価4,179円)は、シリーズで初めてDVDを同梱し、カジノやダービーといったイベントを演出。なにが起こるかはDVD任せ?

コナミが大々的にアピールしていた「獣神伝 アルティメットバトラーズ」(9月27日発売予定・予価6,279円)。DSでバトルや計算、ルール判定が進むカードゲームとなっている

「獣神伝」の特徴は、カードをタッチして瞬時に情報を読み取る専用のマジックリーダーシステム。従来のバーコード読み取りタイプよりも一気に利便性が向上している

ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション 3用ソフト「THE EYE OF JUDGMENT」(秋発売予定・価格未定)。モニターに映し出されたカードにモンスターが合成されている。見た目のインパクトに多くの人が立ち止まっていた

地球儀もデジタルの力でますます多彩に。学研トイズの「スマートグローブ」(8月発売予定・予価29,400円)は、ペンでタッチすると地球儀がしゃべるほか、PC接続でデータ更新も可能

タカラトミーの「トーキンググローブ」(10月発売予定・予価13,440円)もしゃべる地球儀。子供でも楽しめる使いやすさと、インテリアとしても使える汎用性が重視されている