14日、マイクロソフトはこれからのアプリケーション開発に対する同社の戦略についての説明を行い、それを促進するための製品として「Expression Studio 日本語版」の発売日と価格の発表。併せてSilverlightに関する説明も行った。

今回の発表を行ったマイクロソフト株式会社 デベロッパービジネス本部 業務執行役員 本部長 市橋 暢哉氏

今回の発表は、この先展開していく同社の戦略についての概要、Silverlightの実例と開発工程の紹介、近日発売されるExpression Studioについての詳細発表という流れで進んだ。

同社がこの先目指すものは、「新しいユーザ体験」の提供だという。その戦略を支える大きな柱は3つある。

まずは「ASP.NET AJAX」で、名前の通りAjaxを活用し、ブラウザ上でのユーザ体験を改善するためのものだ。

二つ目が、.NET Framework 3.0の一部であるWPF(Windows Presentation Foundation)。WPFの大きな柱はXAMLと呼ばれるXMLベースのマークアップ言語と、それを支えるAPI。XAMLは平易な言語だが、それによって実現できるUIは想像を超えるほど高機能なものだ。

そして三つ目がSilverlightである。

新しいユーザ体験を支える3つのプラットフォーム