また、次世代PCデザインコンテストの受賞作品も展示されていた。Chairman's Awardを獲得した「MADE in China」は13億人の中国市場をターゲットに、シンプルなデザインを追求したトレイのようなデザイン。CPU、HDD、グラフィックカード、サウンドカードなどのPCパーツを数人で共有する。審査員賞3位の「Zeed + for the Future」は、生け花に発想を得たデザインだ。ベースに刺さるカラフルなペンのような部分がCPUやネットワークカードなどのPCのパーツで、必要に応じて簡単に交換できる。2位の「Bulb PC」は、小型で耐久性が高く、故障しても簡単に修理できるのが特徴。自動的にメッシュネットワークを構築し、ネットワーク上の複数のBulb PCが連携して処理の負担を分担する。発展途上国やエンタープライズでの利用を想定している。1位の「Blok」はキンダーガーテンPCという副題がついている。複数のBlokを使う子供たちがグループになり、ピアラーニングを通じて形や数字、文字、シンボルなどを理解する。

PCパーツを共有する「MADE in China」

「Zeed+ for the Future」

「Bulb PC」。企業では机に穴を用意して、そこにはめ込むという利用スタイルが提案されていた

ピアラーニング用PC「Blok」

Acerが公開したコンセプトモデル「Aspire Gemestone」

WinHECに合わせて富士通が発表したUltra Mobile PC「FMV-U8240」。タブレットスタイルでも利用可能