渡部謙が語る"本当のかっこよさ"

プレスイベントには、スカイラインと同様に「日本で生まれ、世界で活躍する」というメッセンジャーであるイチロー選手のテレビCMが紹介されたほか、現行スカイラインのCMソング「I will be ～ときめきSKYLINEのテーマ～」を手がけた作曲家の久石譲氏と、同CMに出演している俳優の渡部謙も登場した。

イチロー選手のスカイライン生誕50周年テレビCMも公開

久石氏は、「今回は、普通はリズムをとりにくい8分の11拍子というテンポで、歌にもならずインストゥルメンタル(器楽曲)にもならないような曲作りをした。スカイラインのように走っている姿は優雅でも、影では大変な努力をしていることを伝えたかった」と話した。また、同CMソングでボーカルを務める久石譲さんの長女、麻衣さんも登場。父である譲さんとの曲作りなどについて語った。

久石譲氏の長女、麻衣さんも登場。渡部謙からの「曲に文句は言わなかったの?」との質問に「たくさん言いました」

続いて登場した渡部謙は、「現代は、容姿だけでなく本当の"かっこよさ"が求められている。俳優は今の自分がスクリーンにそのまま反映されてしまうから、車のようにエンジンやシャーシもきれいでなければならない。ボディだけがかっこよくてもダメ」と語った。

久石譲氏は普段はあまり運転せず、麻衣さんの運転で出かけることもあるという

渡部謙は、「運転する時間は役柄や時代背景を切り替える重要な時間」と語った

また、トークセッションに参加した日産の中村史郎常務執行役員は、「日本にはいろいろなクルマがあるが、50年続いて長く愛されたものはないと思う。大勢の人に支えてもらって感謝している」と締めくくった。