理論値3.6Mbpsの回線速度を提供してくれるとはいっても、日常的に持ち歩く端末である。EM・ONEと同じくWindows Mobile 5を搭載し、現時点で最も普及しているといえるシャープ製W-ZERO3(WS003SH)および同W-ZERO3[es](WS007SH)、そしてクラムシェルタイプのキーボードと1インチHDDを搭載したZaurus SL-C3100と、そのサイズを比較してみよう。

詳細な数値に関しては各機種の仕様を参照してもらうとして、誤解を恐れずに言うと、EM・ONEの印象は思ったよりも大きいということだろう。手に持ったときやスーツの胸ポケットに入れるときなどはそう感じなかったのだが、両手に持ち実際に電源をいれて、ワイド液晶でアプリケーションを動かすと、その画面サイズが与える印象で、大きく感じられるのかもしれない。

W-ZERO3との比較(1)。上段はEM・ONE、下段はW-ZERO3(WS003SH)。表面積は大きいがストレートなデザインでスマートに見える

W-ZERO3との比較(2)。上段はW-ZERO3[es](WS007SH)。下段がEM・ONE。ワイド液晶が際立つ

Linux Zaurusとの比較。上段はSL-C3100。下段がEM・ONE。ワイド液晶を採用しているため、横幅はEM・ONEのほうが大きい

上段左からW-ZERO3[es]に初代W-ZERO3。下段左からEM・ONEにSL-C3100。こうして並べると液晶サイズの割にサイズが小さいことが分かる

それぞれの厚さを比較。左から順にEM・ONE、W-ZERO3[es]、そしてW-ZERO3

USBホスト機能が搭載されており、USBマウスはホストケーブル経由で接続するだけでマウスカーソルが表示され、すぐに利用できる。ここではロジクールのV500 Cordless Notebook Mouseを接続している