ワンセグ機能

最近の携帯電話にとってワンセグ視聴機能は標準装備と思われるほど多くの新機種に搭載されている状況で、特に目新しいものではないが、4.1型ワイド液晶で視聴できるのはアドバンテージであろう。W-ZERO3[es]でもワンセグの視聴は可能だが、別売のオプション扱いとなっており、標準装備されているEM・ONEではより手軽に楽しむことができるだろう。

W-ZERO3[es]と同じく、ピクセラの専用アプリケーション「StationMobile」が用意されている。「StationMobile」起動時には実行中の他のアプリケーションを終了する必要があり、作業中にちょっとワンセグを見ようとするには不便であるが、空き時間にテレビでも見ようかと思うには十分である。

字幕はもとより番組表も確認でき、ワイド液晶での全画面表示、縦表示にも対応している。唯一、録画機能が提供されてない点が残念である。

ホイップアンテナを出した様子。電波状況によっては必ずしも、アンテナを繰り出さなくても受信は出来るが、安定したワンセグ受信を考えると、試聴時はアンテナを出しておくべきだろう

ワンセグ受信。液晶全面を利用した表示画面。画面内の文字も綺麗に読める

ワンセグ受信。文字放送やコントローラを表示しても映像の視認性は高い。4.1インチのワイド液晶搭載のメリットであろう

バッテリ

バッテリは1200mAhのリチウムイオンバッテリが、背面「EM」ロゴのカバーを取ると確認できる。標準的な使用時間として「約4時間」と公称されているが、このあたりは各人の使用用途に大きく影響されるため、数値はあくまでも参考に過ぎないだろう。特にバッテリを必要とする通信機能、Bluetoothや802.11b/gを標準搭載しているため、その使用状況に大きく左右されると思われる。

なお、バッテリ右側には、EMチップがスライドケースに収まっている。このEMチップが挿入されてない場合は、HSDPA通信はもちろん、その他の通信機能(Bluetooth、USBなど)もすべて利用できなくなる。

背面カバーを外してバッテリを確認。容量1200mAhのリチウムイオンの電池パックが利用されている

電池パックを取り除いた状況。右奥にEMチップ(いわゆるSIMカード)が収納されている

取り外したEMチップ。SIMカードに相当するEMチップを外した状態では、通信関係がすべて利用できなくなる