小規模環境に対応した仮想アプライアンス型でバックアップする選択も

もう1つ、同社の代表的なソリューションとして紹介したいのが、仮想アプライアンス型の「vmGuardian」だ。これはVMware仮想環境に特化したソリューションで、バックアップ対象の仮想マシンにインストールせず、エージェントレスで利用できる。初期セットアップの工数を削減できるメリットがある。

vmGuardianは、ESX(i)環境にてLinuxベースの仮想アプライアンスを立ち上げ、そのローカルマウントから一般的なUSBやHDD、NAS/SANなどの外部デバイスにつなげられる。バックアップ/リストアなど全ての操作はWebベースで行なえるため、どこからでも簡単に利用できて便利だ。佐藤氏は「現時点で小規模向けを考えています。たとえばVMware上に4つぐらいのゲストOSがあり、バックアップをまとめて取りたい場合に適しています。Webベースで一括スケジューリングも簡単に設定できます。小規模なVMwareの環境で導入する際には大変お手頃な価格となっています」と説明する。

vmGuardianでは、vStorage API経由で複数の仮想マシンを一括してスナップショットを取り同じイメージファイルに保存するため、高い重複排除圧縮効果を期待できる。「ただし仕様的にはVMwareの機能に依存します。トランザクション情報まではバックアップできないため、データベースを一時も停止したくない場合にはAIPのほうが適します。利用シーン、バックアップ対象、管理方法によって一長一短があるため、適材適所で使い分けて利用したほうがよいでしょう」(佐藤氏)。

「vmGuardian」のバックアップタスク画面。Webベースの簡単な操作インターフェイスによって、どこからでも利用できる

AIPは、中小から大企業まで、医療機関、教育機関、官公庁まで幅広い分野で導入されている。また同社は独立系の専業ベンダーであるため、マイナーバージョンアップの対応や、サポート面も充実している。こういった点は見逃しがちだが実は大切だ。佐藤氏は「我々の手で開発している製品なので、何か問題があればすぐに対処できます。やはり自身でソースコードを持っている点は強いと思います。お客様の要望に合わせ、細かな修正や機能の追加を迅速に行えます。開発では、どこにも負ける気がしません」と自信を見せる。

これからイメージング・バックアップは、仮想環境に欠かせぬ重要なソリューションになるだろう。バックアップ製品というと、どうしても大手の外資系ベンダーの露出度が高くなってしまうが、国内ユーザーのニーズをしっかり反映した製品は少なく、新規開発もユーザーサポートも後まわしになるケースが散見される。地味ながらも小回りが利き、実直に開発を行なうネットジャパンのような国内ベンダーに目を向けてみると、あらためてその良さを実感できるはずだ。

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この記事はネットジャパンより提供されたものです。

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