情報システム部門の業務が効率化し業務時間に余裕が生まれた際に
手がけたいことを教えてください
休息
- 残業せずに帰りたい(ソフトウェア)
- 休憩を取りたい(建設)
- 定時退社(システムインテグレー)
- 休息時間の確保(金融/保険/証券)
自己啓発
- 自己キャリアの促進(コンピューター関連機器)
- 新技術のノウハウ、開発知識(ソフトウェア)
- 資格勉強(ソフトウェア)
- 新しい技術の習得をしたい(製造)
業務改善
- ITリテラシーの教育(出版/印刷/マスコミ)
- ビジネス側への働きかけを積極的に行っていきたい。業務知識の理解向上に努めたい(運輸/流通)
- 中長期のシステム導入計画を、上司を巻き込んで作り上げていきたい(建設)
- 各機器の設定マニュアルをしっかり作成したい(商社/小売)
- 社員全員が参加できる、情報共有場所(SNS)を独自に製作したい(機械/精密機械)
- 社のシステムの更なる効率化の提案を検討する時間にあてたい(通信)
寄せられたコメントの中で最も多かったものが「業務改善」だった。
積極的に業務改善を目指そうとするあたり、情報システム部門の方々は、質の向上を突き詰めていく職人気質的な考えの持ち主が多いようである。ただ、何事も体が資本なので、休める時には休んでもらいたいものだ。
なお、「転職活動」や「退職準備」というコメントもいくつかあったが、突っ込んではいけないような気がしたので、ここでの言及は避けさせていただく。
人事評価に満足していない点は?
前回紹介したレポートでは「情報システム部門」に勤める人の約7割が評価に満足とお伝えした。だが当然、満足していない方からのコメントも多数寄せられている。その中には、かなり切実なものもあったので一部を紹介しよう。
- 何の権限もないし、マシン管理などの雑用係でしかない(ソフトウェア)
- 情報システムは問題なく利用できて普通という評価(その他・団体)
- 誰でもパソコンを使えると思われている。実際は、ネットワークの構築やサーバ運用等、初心者には行えるものではないが、そうは感じてもらえない(運輸/流通)
- 業務改善は実績として捉えてもらえない(製造)
- もともと評価基準がない(輸送機器)
コメントを読んでいるだけの筆者ですら「そこまで言うなら、自分でやれ! 」と思ったのだから、現場の方々が請けるストレスはかなりのものだろう。
それにしても「評価基準がない」なんて、評価する気すら無いということだろうか。それはさすがに、あんまりじゃないか。
情報システム部門で働く上での悩みを教えてください
- 孤独である(運輸/流通)
- 何をやっているのか周りに分かってもらえない(ソフトウェア)
- あまりシステムのことをわかっていない人から、無理難題を言われる(機械/精密機械)
- シェアしても誰も分からないし、見てもくれない(食品)
- ユーザーがネットワークを使用していない夜中や休日に作業が集中するため、勤務体系が不規則になること。(SI)
どことなく疎外感のようなものが漂うコメントが数多く寄せられた。理解されない事から受けるストレスは大変なものだ。精神的にかなり辛い。ただ、今回のアンケートにおいて、もっとも多かった悩みは以下だった。
「目が疲れる」(ソフトウェア)
他にも、「慢性的に疲労がたまる(通信)」「病気になりやすくなった(商社/小売り)」など、健康に関する悩みがかなり寄せられた。情報システム部門とは、精神的にも肉体的にも、かくもハードなのか。
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