専門知識を社内共有して迅速な顧客サービスに活かす
印刷通販といえば、Webを見ればハッキリとした印刷価格がわかり、納期を把握できることがメリット。一方で、その条件から外れるものは発注できないと思いがちだ。しかし「印刷コンシェルジュ」を掲げるアルプスPPSでは、「そうした印刷物こそ私たちの出番」と細かな注文に応える努力を怠らない。
たとえば電話オペレーターに対して、実際にオフセット印刷の現場で工場見学を行って、自社の機械について勉強できる機会を設けたり、また問い合わせの内容によっては、その場で回答できるよう社内環境を整備するなど、顧客から見たファーストインプレッションを重視した社員教育を行っている。
つまり、規格外な印刷物を発注する場合に問い合わせると、実際にどうすればそれが実現するのか、あるいは納期や価格がどの程度変わるのかなどの疑問点を、すぐに解消してくれるのだ。
そして、実際に印刷物を刷り上げる現場スタッフのモチベーションも高く、いわゆる"熟練の印刷職人"が多くいるので、機械的な作業だけではなく、アナログな人の手を加えた印刷の仕上がりが期待できる。印刷も発注者自身が校正をチェックし、間違いがないか確認するまで刷られないので安心だ(もちろん校正も料金に含まれる)。
「最近では短納期化への期待が以前にも増して高まっていますから、我々もそこは一番の顧客サービスとして考えています。その一貫として導入したのがUVオフセット両面印刷機です。これで即日納品も可能になりましたし、いざというときの印刷事故も迅速にカバーできるようになりました。どんなに入稿までのサービス、サポートが手厚くても、印刷通販はでき上がったもので、リピートするかどうかが判断されるシビアな世界です。それだけに、印刷現場とお客様(の期待するところ)をいかに近づけるかに気を遣いますね」(永田氏)。
「印刷コンシェルジュ」だから誠実に、丁寧に
アルプスPPSの印刷品質の高さは、同社顧客の多くがリピート客で占められていることが証明している。最近で上場企業からの発注が多いそうで、納期と品質が求められている印刷物に人気が高い。
現在では印刷通販もサービス品目の多さで勝負する企業を多く見かけるが、そうした多角的サービスに魅力は感じないのだろうか。
「確かに多品目をそろえることは競争力を高める一つの要素です。しかし私たちは、あくまでも4色オフセット印刷にこだわって仕事をしたいと考えています。これまでのノウハウや経験を活かして、身近に感じられる印刷会社としてお客様の印刷ニーズに応えていきたいですね」(永田氏)。
「印刷コンシェルジュ」とは耳障りの良い言葉だけに、それだけを切り取ると「なんでもやってくれるのではないか」と期待してしまう。アルプスPPSがその期待に応えてくれるのか? 半信半疑で伺ってみると「もちろん。そういう人にこそ、当社を利用してほしいんです」と永田氏。
顧客から依頼された仕事に対して手間を惜しまず、一方で印刷を知らない人でもオフセット印刷を体験できる。説明はわかりやすく迅速に、発注から納品までの顧客満足度を高めることにこだわって仕事をする。
そんな印刷通販がアルプスPPSの目標。同社が"印刷コンシェルジュ"と標榜するのは、この決意の表れであるといえるだろう。まずは「なんでも聞いてみる」。顔が見えない印刷通販でも昔ながらのコミュニケーションが取れる、これがアルプスPPSが目指す新しい印刷通販の形といえそうだ。
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