さて、GMOクラウド VPSを利用するにあたり、気になるのはその利用料金と操作方法だろう。ここではまず利用料金をチェックしてみたい。
共有レンタルサーバーの場合、無料から月額数百円と安価で利用できるが、構築したウェブサイトに意図しない広告が表示されたり、サポート体制が不十分だったりする。前項で述べたとおり、ハードウェアを共有するほかのユーザーの影響を受けやすいのも厄介だ。VPSは共有レンタルサーバーよりもコストがかかるとはいえ、自由度の高さ、安定性、サポート体制の充実など、共有レンタルサーバーよりもメリットが多い。さらには、利用料金もだいぶん下がってきており、敷居が低くなっていることも見逃せない。
ではGMOクラウド VPSの料金を確認してみよう。用意されているプランは「マイクロ」「スモール」「ミドル」「ラージ」「グランデ」の5種類。それぞれの月額利用料金は980円、1,980円、3,980円、5,980円、9,980円となっている。注目なのはメモリ4GBのスモールプラン。このプランを仮に1年間利用したとすると、1,980×12=23,760円となる(初期設定費用を除く)。ちなみに競合他社Aの場合47,760円、競合他社Bの場合38,916円。GMOクラウド VPSのメモリ4GBプランのコストパフォーマンスが、いかに優れているかわかるだろう。
●GMOクラウド VPSの各プランの仕様と利用料金 | |||||
プラン名 | マイクロ | スモール | ミドル | ラージ | グランデ |
---|---|---|---|---|---|
初期設定費用 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 9,980円 | 19,800円 |
月額利用料金(12カ月契約) | 980円 | 1,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 9,980円 |
メモリ(リソース保証) | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB |
ディスク容量 | 100GB | 200GB | 400GB | 600GB | 800GB |
CPU(リソース保証) | 仮想3コア | 仮想4コア | 仮想5コア | 仮想6コア | 仮想7コア |
●競合他社メモリ4GBプランの1年間利用料 | |||
VPSサービス名 | GMOクラウド VPS | 他社A | 他社B |
---|---|---|---|
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
ディスク容量 | 200GB | 400GB | 400GB |
CPU | 仮想4コア | 仮想4コア | 仮想4コア |
初期設定費用 | 3,980円 | 5,980円 | 5,680円 |
月額利用料金 | 1,980円 | 3,980円 | 3,243円 |
年間利用料金(初期設定費用を含む) | 27,740円 | 53,740円 | 44,596円 |
特別な知識なしでも安心して利用可能
VPSでは管理者権限が与えられるため自由にサーバーを構築できるが、反面、特別な知識がないと運用できないのではないかという不安もある。だが、GMOクラウド VPSでは、ユーザーが申し込んだOSをGMOクラウド社がインストールして提供。ユーザーは手間なくすぐに運用可能となる。ちなみに「CentOS」「Ubunts」「Debian」といった無料OSに加え、「CloudLinux」「WindowsServer」など9種類のOSが用意される。中でもCloudLinuxは、複数サイトの運営管理、サーバーへの負荷軽減対策に優れているのが特徴。ウェブ制作会社やシステム開発会社、Eコマース運営会社など複数のサイトを管理する事業所のニーズに応えられる。
また、人気の高いプログラムを自動でインストールできるパッケージも用意されており、開発者などの上級者にも満足な仕様だ。 用意されているのは「LAMPPパック」「JAVA開発パック」「RubyOnRails3パック」「RubyOnRails2パック」の4種類。パッケージを活用すれば、少ない時間と手間でシステムを構築できる。
直感的に操作できる「VPSコンソール」を実装しており、サーバーの起動、停止、再起動なども簡単に行える。この管理ソフトでは、運用しているサーバーのアイコンを[起動][停止][コンソール]などのメニューにドラッグし、リロードを実行するだけでOK。難しい操作や特別な知識がなくても運用できる。
このようにGMOクラウドVPSは低料金で利用でき、かつ特別な知識を要さずとも活用できるのが特徴。次回は実際に管理ツールなどを操作してその使い勝手をレポートしよう。
(マイナビニュース広告企画)
[PR]提供: