「Satera MF8050Cn」

Satera MF8000シリーズは、SOHO向けに最適化されたカラーレーザー複合機。ラインナップは高速印刷が可能な両面印刷機能付きモデル「MF8350Cdn」「MF8330Cdn」、コンパクトかつ省エネ設計を追求した「MF8050Cn」「MF8030Cn」という4種類。「MF8350Cdn」と「MF8050Cn」についてはFAX機能も搭載されており、ニーズに応じて最適な製品を選ぶことができる。4製品のおもな機能差は下記の表のとおり。

SateraMF8000シリーズのおもな機能比較

機種 MF8350Cdn MF8330Cdn MF8050Cn MF8030Cn
出力速度:カラー/モノクロ(ppm) 20/20 20/20 8/12 8/12
コピー
プリント
スキャン
FAX - -
ネットワーク
ADF(▲=片面)
両面印刷 - -
店頭想定価格 94,980円 84,980円 79,980円 69,980円

Satera MF8000シリーズの特徴は、なんといってもボディーサイズが非常にコンパクトなこと。いずれも幅43cm、奥行き48.4cmのコンパクトボディーを採用しており、マンションの一室を自宅兼オフィスにするSOHOでありがちな狭い環境でも手軽に設置することができる。ビジネス向けでありながら武骨さを感じさせない、白を基調としたフラットフォルムデザインも好印象だ。

「Satera MF8330Cdn」

「Satera MF8030Cn」

性能面では、低消費電力を追求したエコ設計に注目したい。製品の省エネ性能を図る目安になるのが「TEC(Typical Electricity Consumption)値」だ。TEC値とは各種電気機器の標準的な消費電力量を示すもので、プリンタや複合機の場合は1日あたりの消費電力量×5日(月~金)と、オフモード/スリープモード時の消費電力量×2日(土、日)を合計し、オフィスでの実使用を想定した形で算出される。

たとえば、カラーおよびモノクロで毎分20枚の性能を備えたMF8350CdnのTEC値は0.93kWhだ。最初はこの数値にピンとこないかもしれないが、同クラスの印刷スピードを持つ他メーカー機種が約5kWhであることを知れば、多くの方に凄さを理解してもらえるだろう。またMF8050Cnにいたっては、わずか0.59kWhという驚異的な実力を発揮。国際エネルギスタープログラム登録適合製品のA4カラーレーザー複合機において、両製品が文句なしの省エネ性能ナンバーワンを記録しているのも納得だ。ちなみに、5年間使用した場合の年間電気料金は同クラスの他社製品が28,000円近いのに対し、MF8350Cdnでは5,320円まで抑えることができる(1kWhあたり22円で換算。基本料金などは除く)。