「働き方改革をすることを目的にしないでください」
――働き方改革のコンサルタントとして活躍する越川慎司氏が、企業を支援する際に最初に口にする言葉です。

長時間労働の解消だけを目的に据えると、事業が衰退し社員の士気は下がります。テクノロジーを有効活用して業務の効率化や新たな挑戦を進め、労働時間を圧縮しつつも、会社の成長を達成する。 それが”改革”のあるべき姿でしょう。

「マイナビニュースフォーラム2019 Autumn for 働き方改革 ~マインド・制度・ツールの最適解~」では、500社以上の働き方改革に携わり、成功・失敗例をよく知る越川慎司氏がセミナー全体を監修。基調講演での登壇に加え、特別講演者の選定も担当し、正しい改革を語れるスピーカーを集めていただきました。

越川 慎司氏

登壇者:越川 慎司氏
株式会社クロスリバー 代表取締役/株式会社キャスター 執行役員

越川氏は冒頭、「働き方改革は手段であるはずなのに、多くの企業が働き方改革をすること自体が目的になっている」と指摘。業績と社員の働きがいを共に高めるためには、時間を生み出して未来へ投資することが必要だと説いた。

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榊原 洋氏

登壇者:榊原 洋氏
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務 CDO/CIO

もはやブームになっているとも言える「働き方改革」。世の中には、さまざまな企業の事例が溢れており、何を参考にしたらよいのか迷ってしまっているという企業も多いだろう。創業101年目を迎えたパナソニックも例外ではなく、試行錯誤しながら改革を進めている。

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村野 啓乃氏

登壇者:村野 啓乃氏
全日空商事株式会社 人財開発室

ANAグループの多角化事業を担う総合商社である全日空商事では、2017年から働き方改革に取り組んでいる。冒頭、村野氏は「今後の働き方改革では、どう働くかよりも、一人一人がどう生きていくかが最大のテーマとなるのではないか」と問いかけた。

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森本 千賀子氏

登壇者:森本 千賀子氏
株式会社morich 代表取締役All Rounder Agent

働き方改革やダイバーシティで盛り上がる昨今だが、それらを成功させている日本企業は決して多くはない。G7中でも女性管理職/役員比率は最底辺に位置するという。森本氏は、そんな日本の多くの企業が抱える課題とその改善策について語った。

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倉持 浩明氏

登壇者:倉持 浩明氏
株式会社ラック 常務執行役員 CTO SIS事業統括部長 兼 アジャイル開発センター長

ラックでは、本格的に働き方改革を開始するにあたり、同社代表取締役社長を務める西本逸郎氏が「社員の満足度を上げていかないと事業継続につながらない」と全社員の前で宣言したという。講演で倉持氏は、働き方改革の推進に併せて社員の「学び方」を改革した同社の事例を紹介した。

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