MacBook Air M2チップ
WindowsノートPCではないが、ノートPCを選ぶときはAppleのMacBookも検討に入ってくる。AppleのMacBookはアルミ筐体で丈夫であり、パフォーマンスも高い。本稿執筆時点では、Appleシリコンを搭載したMacBook ProとMacBook Airが販売されている。
本稿では、MacBook Airシリーズから「MacBook Air M2チップ」を紹介する。
モデル | MacBook Air M2チップ |
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CPU | Apple M2 (8コアCPU、8コアGPU)、Apple M2 (8コアCPU、10コアGPU) |
OS | macOS |
メモリ | 8GB、16GB、24GB |
SSD | 256GB、512GB、1TB、2TB |
ディスプレイ | 13.6インチ 2560x1664 |
筐体 | アルミニウム |
寸法 | 340mm x 244mm x 14.7mm |
重量 | 1.24kg |
すでにiPhoneやiPadを使っているなら、ノートPCとしてMacBook Airを選ぶというのは悪くない選択だ。AppleはAppleプロダクト間のシームレスなコネクションを提供しており、Appleプロダクトで固めていくとなにかと便利になる。
AppleのMacBookは他のWindowsノートPCと比較すると高価になりがちだったが、プロセッサにAppleシリコンを使うようになってからは価格差はそれほど気にならない。
先日、「Parallels Desktop 18 for Mac」がMicrosoftからWindows 11 ProおよびWindows 11 Enterpriseに公式に対象した仮想化ソフトウェアとしての認定を得た。このため、MacBook Air M2チップでも公式にARM版のWindows 11 ProやWindows 11 Enterpriseが使用できるようになった。
Windowsを使いたい場合は、Parallels Desktop 18 for MacとWindows 11 Proのライセンス料が追加で必要になるが、MacBook Air M2チップ1台でMacとWindowsの双方が利用できるデバイスが用意できるわけだ。なかなか悪くない選択だ。
Windows 11 HomeからProへのアップグレードも検討
日本で販売されているWindowsノートPCは、Windows 11 Homeエディションを搭載していることが多い。この状態で不満がなければ問題ないが、開発目的でWindowsノートPCを購入した場合はHomeエディションでは機能が足りないことがある。特に仮想環境でLinuxを使う必要があるなど、開発者向けの機能が必要になってくるとHomeでは利用できない機能がある。
その場合は、購入時にWindows 11 Proを選択するか、購入後にMicrosoft StoreからWindows 11 Proへのアップグレードライセンスの購入を検討するとよい。Windows 11 Proになると仮想環境系の機能がフルで利用できるようになるなど、Homeでは利用できない機能が利用できるようになる。
専用のアプリケーションを購入するよりもWindows 11 Proへアップグレードする方が廉価で済む可能性があるので、そのあたりを含めて検討してもらえればと思う。
実機に触って検討してみよう
ノートPCはオンラインショッピングだけでも注文できるが、使いはじめたら数年間は使うことになるデバイスなので、可能ならば家電量販店や専門店などを訪れて目をつけたモデルを触って使ってみよう。スペック表からはわからなかったことが見えてくるかもしれないし、近くに置かれていた他のモデルを気にいるかもしれない。長く使うことになるデバイスであるだけに、実機に触っておきたいところだ。
また、用途がはっきりしているなら、その目的に応じてモデルを選択しよう。例えば、動画編集やグラフィック関連の編集が主な操作内容なら、ここで選んだモデルはグラフィックパワーで不満が残る可能性がある。用途がはっきりしているなら、その用途を満たす最低限のスペックを調べ、そこからモデルを絞り込んでみよう。