Network & Edge分野の性能
Network向け、最近だとvRANがホットなトピックであるが、もっと広範にSDNのコンポーネントや、あるいはNetwork EdgeのプロセッサはXeonの主戦場の1つでもある。このマーケットにおける第4世代Xeonスケーラブル・プロセッサの性能の優位性をまとめたのがこちら(Photo15)である。
もうちょっと細かく見てみよう。Networkでは最終的にI/Oスループットがモノをいう事になるが、これに関して第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサ比で1.5~2倍の性能を実現する、としている(Photo16)。
実アプリケーションとして、5G Core UPF(User Plane Function)のスループットとか、FirewallにおけるText Inspectionなどを比較したのがこちら(Photo17)。
こうした処理で役に立つのがDDIO(Data Direct I/O Technology)で、これを利用する事で最大で4.1倍ものI/Oスループットを実現できるとする(Photo18)。ちなみにDDIOそのものはSandy Bridge世代のXeonから搭載されている機能だ。
また、3GPPはRelease 17でAIを導入した。現在はNWDAF(Network Data Analytics Function)の一部に留まるが、今後Release 18以降ではさらに広範に適用分野が広がる可能性は高い。それ以外にもNetwork & EdegeでのAIの適用範囲が広がりつつあるが、これに関しては第4世代Xeonスケーラブル・プロセッサで搭載されたAMXが効果的とする(Photo20)。
またQATを使う事で圧縮伸長などにCPU時間を費やさずに済むのも、TCO削減の観点からも効果的とする(Photo21)。