東京・池袋のサンシャイン水族館で開催中の特別展「美味しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~」は、7月10日までの開催を予定していたが、開催期間を11月6日まで延長。7月14日からは展示内容の一部を変更し、「延長戦」として展示を行っている。
「食」がテーマの展示がリニューアル!
同イベントは、人間にとって必要不可欠な「食」をメインテーマに、日常的に食される海産物の豆知識や、昨今注目を集める昆虫食など、食に関わる生き物について幅広く紹介する展示となっている。
特別展のスタッフによると、今回の企画は社内募集で集まった約80個のアイデアから絞られたものだという。「私たちの命をつないでくれる生き物たちへの感謝の気持ちや、生き物たちのすばらしさを水族館として伝えたい」との思いが込められた内容とのことだった。
7月14日からの延長戦では、展示生物の一部を入れ替えるとともに、昆虫食に関する展示として3種の生き物を追加展示したという。7月13日には、延長戦開催に向け、報道陣にその内容が公開された。
海の生き物がつなぐ連鎖を考える。
特別展最初のコーナーは「命の連鎖を、めしあがれ。」と銘打たれた食物連鎖に関する展示。食卓で広く親しまれるマアジとともに、食育につながるメッセージが展示される。
また、全国各地の漁師が選んだ地元で水揚げされる美味しい海産物「プライドフィッシュ」についても展示された。
海の生き物にまつわる豆知識を紹介
「食卓を、真実で彩れ。」と名付けられたコーナーでは、食材として馴染み深い海の生き物などに関する豆知識やクイズが楽しめる。
ここで展示されているシラヒゲウニは、延長戦からの登場となる。高級食材としても知られるウニだが、果たして身体構造でいうどの部分を食べているのか、ご存じだろうか。
そのほかにも「サーモン」と「サケ」の違いや、赤身と白身に分かれる理由、有名な魚卵の親魚クイズなど、馴染みのある魚のあまり知られていない知識が学べる展示となっている。
また、人間が食べると有害な海産物や、有害成分を何とか無害化して食べられるようになった食材については、特別展スタッフが作成した4コマ漫画とともに解説されている。