世界の16%のシェアを有する欧州3大サプライヤ

Infineon Technologies、STMicroelectronics、NXP Semiconductorsの欧州主要サプライヤ3社のアナログIC売上高を合計するとシェア16%となる。中でもInfineonの売り上げは前年比26%増の48億ドルで、欧州最大となっている。自動車分野での売り上げを伸ばしており、その割合は半導体売上高全体に対し、2020年が41%、2021年は44%に上昇している。

唯一の日本勢となっているルネサスのアナログICの売上高は同25%増の11億1000万ドルと2桁成長を果たしたが、9位のMicrochipとの差はかなり開いたままである。

アナログIC市場はこれまで、IC市場全体よりも低い成長率を示してきたが、2021年はIC市場全体よりも高い成長率を示した。背景には、すべてのアナログ製品セグメントで2桁成長を達成したことが挙げられる。