Auroraスパコンで実現を目指す未来のコンピューティング
Koduri氏は基調講演においてAuroraスパコン用に開発しているXeアーキテクチャのPonte Vecchio GPUを見せた。
そして2025年にはセンサから、エッジ、データセンターを1つの抽象化ソフトウェア層で統合するという目標を示した。この世界では10億以上のニューロンが含まれ、システムの規模はExaFlopsを超えZetta Flopsに届く規模まで1つのAPIでカバーするという未来を描く。
そして、2025年のスパコンではセンサからデータセンター全体までのスケールで1つのソフトウェア抽象化層で操作できる未来の実現を狙っている、
Jim Keller氏が言うように、半導体テクノロジの微細化やパッケージングの改善といった下層のテクノロジでも色々な改善の余地は残っているし、ボードに搭載するコア数を増やすという性能改善の余地もある。
しかし、最も重要なのはoneAPIで、1つのハードウェアアーキテクチャ用に作ったソフトウェアが別のハードウェアアーキテクチャでも動くようにすることである。これが実現できれば、ハードウェアごとにアプリケーションを作る必要は無くなり、アプリケーションの開発効率が大幅に向上する。