Pega Robotic Automationの特徴
「Pega Robotic Automation」は、ビジネスプロセス管理や顧客関係管理に関するソフトウェアを提供しているPegasystemsが提供するRPAツールです。Pegasystemsは、AIをはじめデジタルプロセスオートメーションなどの分野で、過去30年にわたって確固たる地位を築き上げてきた信頼のおける会社です。業務の一連の行動の可視化、構造化、標準化、自動化をする支援ソフトであるBPMS機能との連携で、高次元の自動化を可能にしています。Windowsパソコンで使える全てのアプリケーションに対応でき、業務の自動化だけでなく、プロセス最適化も可能にしています。
おすすめの企業
「Pega Robotic Automation」は、より堅実なシステム基盤を作り上げたい企業におすすめです。また、顧客対応が多いカスタマーサポートの企業にも向いています。実例としては、Radiaやtransaviaをはじめ、企業金融機関トップ10のうち4社の投資銀行、25社の大手銀行が導入していて、OCBC銀行では顧客口座の新規開設にRPAを導入しています。
WorkFusionの特徴
「WorkFusion」は、アメリカのWorkFusion社が提供するRPAツールです。商用利用もOKの完全な無料版を配信しているのが特徴で、AIと組み合わせて機械学習を行わせ、非定型業務にも対応可能なのも大きなポイントです。さらに、最上位バージョンでは、事務作業の85%を自動化できるというデータもあります。ドラック&ドロップで簡単に作成可能で、録音ボタンを押すだけでタスクを自動化でき、無償でアップデートもされますが、日本語対応がないのが難点です。また、フリーソフトのRPAExpressは有料のものと同じように使えますが、一定以上の情報収集が終わるまでは動作が不安定という情報もあります。
おすすめの企業
「WorkFusion」では無料でRPAを提供しているので、RPAがどんなものかを試してみたいと考えている企業の方におすすめです。また、英語に精通している企業なので、サポートなどの英語を楽に理解できる企業にもぜひおすすめです。
SynchRoidの特徴
「SynchRoid」は、ソフトバンクが提供するツールで、先にもご紹介したRPAホールディングスのグループ会社である、RPAテクノロジーズが開発した「BizRobo!」がベースになっています。ITの知識が少なくても直感的な操作が可能で、開発エンジニアが常駐して開発をサポートする開発支援サービスも充実しています。また、複雑なプログラミングがも不要で、クラウド会計ソフトの「freee」との連携も可能です。ライトパックであれば、ライセンスごとの利用で年間90万円ほどで導入することができるので、初めてRPAを導入する場合でも比較的安心です。
おすすめの企業
「SynchRoid」は、初めから高いコストをかけてRPAを導入することにためらいがある企業や、海外製品のサポート体制に不安を持っている企業の方におすすめです。実例として、マルコメではSynchRoidの導入で自動化した作業が従来の70%削減した時間でこなせるようになり、他にも、ピップエレキバンなどの医薬品で知られるフジモトHD株式会社では、月間200時間以上の業務時間削減に成功しています。
Autoジョブ名人の特徴
「Autoジョブ名人」は、ユーザックシステム社が開発した国産RPAツールで、4つのプランの中から自社に合ったRPAを利用することが可能です。インターネットエクスプローラーの起動や取引先のWebサイトへのアクセス、ログオン、メニューやボタンのクリック、ログオフなどを自動的に行うことができます。
おすすめの企業
「Autoジョブ名人」は、パソコン操作を自動化できるRPAで、小規模でRPAを導入してみたいという企業の方に向いています。 受注業務や発注業務、債券や債務管理などの業務の自動化を検討している企業にもおすすめです。
ipaSの特徴
「ipaS」は、株式会社デリバリーコンサルティングが提供しているRPAツールで、人間が行うマウス操作をロボットが記録して業務を自動化します。パソコンの基本操作のみで自動化のためのスクリプトを作成でき、システム上の業務や印刷の指示などに柔軟に対応できるのがポイントで、高度な画像認識技能によって画像、項目、値を正確に認識できます。さらに、一般的なRPAツールに対応できない制約があるアプリケーションにも対応しているので、とても使いやすいです。
おすすめの企業
「ipaS」は、自動化している業務がRPAで実行できるか不安、またプログラミングが苦手という企業の方におすすめです。実例としては、80もの直営式場を運営し、ブライダル事業などを手掛けるテイクアンドギヴ・ニーズでは、カスタマーセンターの業務効率化のためにRPAを導入し、顧客の情報を期間システムに入力する手間を省きました。そして、その分の労働を結婚式を具現化する顧客対応に注力することによって、大きな成果を出しています。
Verintの特徴
「Verint」はベリントシステムズジャパン株式会社が提供しているRPAソリューションで、アプリケーション間のデータ入力など、ミスが発生しやすい業務を自動化することが可能です。また、ソフトウェアロボットの管理画面も使いやすく、簡単に自動化の設定が可能です。画面認識光文式文字認識アルゴリズムも搭載されているので、複数にまたがる煩雑な業務を自動化して企業の業務を総合的に効率アップさせることができます。また、操作する人間の操作方法を監視し自動記録することも可能で、手順のトラッキングを可視化できます。
おすすめの企業
「Verint」は、中小企業から大企業まで対応しているツールで、膨大な量の作業を効率化したい企業や、新人や中途入社が多く、研修が多い企業の方におすすめです。実例として、千葉・埼玉両県を基盤とする地域金融機関の朝日信用金庫は、IT投資の対象にならない細かい業務をRPA化することによって、担当者が時間をかけて作成・検証していた作業の効率化を実現しています。
文中に「『Winactor』は、NTTデータが提供するサポートが充実したRPAツール」という表記がございましたが、正しくは「NTTアドバンステクノロジが開発したサポートが充実しているRPAツール」となります。
ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位には深くお詫び申し上げます。