日本の大学の出展
大学や研究機関の出展は、企業の宣伝活動とは異なり、研究成果をアピールするものである。企業ブースでは、展示専門の担当者が居るのが普通であるが、大学の出展メンバーは出展だけが目的ではなく、他のグループの論文発表を聞いたり、展示ブースを見たりするのもSCへの参加の目的である。このため、SCへの参加者が少ないところでは、担当者が論文発表を聞きに行ったりして出かけてしまい、展示ブースに誰もいないということも起こる。
北海道大学
北大は留学生がブースに座っていることが多かったが、昨年、今年と日本人らしき人が座っていた。留学生が減ったのか、日本人の英語での説明能力が上がったのであろうか?
東北大学
筑波大学
筑波大学は1996年にはTop500で1位を取ったCP-PACSを開発したスパコン界の名門大学である。最近では東大と連携して作ったOakforest-PACSで日本一になった。
東京大学
東京大学は例年、計算センター、平木先生のグループ、生産技術研究所の3つのグループが展示を行っている。平木先生のグループが出展が歴史的に一番早いので、このグループが東大のブースということになっている。
平木先生は退官されて名誉教授になられたが、特任研究員として研究を続けておられる。最近ではバイオ分析を行うマイクロチップの研究に力を入れておられるようである。
東京工業大学
松岡先生は東工大の教授であるが、理研R-CCSの所長でポスト京開発の責任者であり、今回のSC18では表彰委員会の委員長で、大忙しのようであった。
早稲田大学
IEEEのコンピュータソサエティのプレジデントを務める早稲田大学の笠原先生の笠原・木村研究室がSC18にブースを設けていた。
笠原先生ならびに木村先生が研究されているOscarコンパイラの展示である。早稲田のブースもこれまでに見た記憶は無く、初参加ではないかと思われる。