日本での事業概況

事業の概況については、ニュータニックス・ジャパン コーポレート マネージング ディレクター兼社長の町田栄作氏が説明した。

まずはグローバルにおける状況として、同氏は「1万社弱が利用し、6大陸145カ国に展開しており、5年連続でNPS(ネットプロモータースコア)は90以上を獲得した。これはユーザーから好意的に受け止められている表れだ」と、胸を張る。

  • ニュータニックス・ジャパン コーポレート マネージング ディレクター兼社長の町田栄作氏

    ニュータニックス・ジャパン コーポレート マネージング ディレクター兼社長の町田栄作氏

タイプ別収益では、ハードウェアが全体収益の20%を下回る17%となり、ビジネスクリティカルアプリケーションの領域にまでNutanixの適用範囲が広がってきていると、手応えを感じていた。しかし、浸透率は今後ものびしろがあるため、認知拡大を図るという。

実際、ガートナーが発表した2018年版のHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)分野のマジック・クアドランドにおいてリーダーのポジションを獲得するなど、事業は好調のようだ。

一方、国内では560社にサービスを提供しているが、AHVの利用比率は韓国や中国、インドなどと比べて低いため、利用比率の向上に取り組む。

  • グローバルにおけるビジネスの概況

    グローバルにおけるビジネスの概況

また、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型クラウドと、マルチクラウドの登場に伴い「異なるテクノロジースタックによりアプリケーションとデータが移動できない」「分断されたマネジメントでサイロ化された複雑さがますことで管理コストが増える」「一貫性のないコンサンプションモデルによる予想できないIT支出」といった課題に対応していくという。

そして、町田氏は「従来からのITインフラを意識しない環境において、1つの管理コンソールからワンクリックでワークロード、オンプレミス、プライベート、パブリックとの連携を実現し、究極のコンピュートノードに対するプラグアンドプレイを目指す」と意気込みを語っていた。