おまけ:隣の会場で見かけた宇宙関係の展示
これはロボデックスではなく、隣の「ウェアラブルEXPO」で展示されていたものだが、宇宙関係の話題もあったので紹介しておきたい。
相模通信工業が展示していたのは、キューブサット用基板の「Waterbear for Cubesat」。九州工業大学の「鳳龍弐号」で運用実績がある回路をキューブサット向けに再設計したもので、これを衛星バスとして使えば、ユーザーはミッション機器の開発に注力できるようになるというわけだ。
同社は基板実装がメイン事業の会社で、JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)など、宇宙分野での経験も豊富だという。"Waterbear"はその技術を活かした同社独自ブランドで、極限環境でも生存できる「クマムシ」の英名に由来しているそうだ。ほかの製品として、宇宙用のArduinoボードも展示されていた。
またセメダインのブースには、「Google Lunar XPRIZE」に唯一日本から挑戦しているHAKUTOの月面探査ローバーが展示されていた。セメダインといえば、接着剤でお馴染み。宇宙分野での経験は無かったそうだが、HAKUTOのパートナーとして、宇宙用の接着剤を開発中。部品のガタツキ防止や、ソーラーセルの貼り付けなどで使われるそうだ。
来年は名古屋でも開催
ロボデックスは来年1月17日から第2回が開催される予定。来年は東京だけでなく、9月5日からは名古屋でも開催されることが決まっているそうで、大規模なロボットイベントとして、引き続き注目していきたいところだ。