博報堂は11月25日、生活者のスマートフォンアプリ利用実態調査データとWeb上の行動データを格納した「App Planning Database」を開発し、アプリを活用したマーケティング活動を支援するサービスの提供を開始した。

「App Planning Database」は、約3万人の生活者を対象とした複数カテゴリー横断型のアプリ利用実態のアンケート調査データと、博報堂DYグループ内で保有する生活者のWeb上の行動データを合わせたもの。アプリ利用に関する情報感度(リテラシー)とアプリの利用実態から10のユーザー群に分類し、それぞれの10アプリカテゴリにおける行動や生声を分析したほか、ユーザー群ごとにWeb上の行動データを掛け合わせることで、ユーザー群ごとの行動が見えてくるという。

同社はこれらの分析に基づき、アプリマーケティングの戦略立案からクリエイティブ企画・制作、メディアプラン戦略プランの策定、広告配信の実施、PDCAマネジメントまでをワンストップで総合的に支援していく。

また、同データベースは、テレビCMとアプリダウンロードの関連効果の測定を可能にした解析ツール「Vision Graphics for Apps powered by Metaps」との連携を予定。これにより、アプリの横断的な利用実態の把握や、テレビCMとの関連効果測定も可能となる。

App Planning Databaseを活用した分析例

アプリ市場における10 のアプリユーザー群を抽出し、精緻なマーケティング戦略立案に活用可能

10 のアプリユーザー群のイメージ

アプリダウンロード・カスタマージャーニー例 : データベースを活用した、定量調査データとアクチュアルデータによるカスタマージャーニー分析と、定性的生声によるタッチポイントインサイト発掘が可能になる