ヤフーとサイバー大学は11月24日、eコマースやインターネット広告を活用できるIT人財を育成する取り組みを開始すると発表した。
サイバー大学とは、ソフトバンクグループが設立したオンライン4年制大学で、大学カリキュラムやプログラムは全国14法人19校(2015年11月24日時点)の専門学校にも提供されている。
今回の取り組みでは、全国の専門学校を対象に、ヤフーとサイバー大学が協力して策定した教育プログラムを提供し、各専門学校で行われる授業を通じて受講者の育成を図っていく。サイバー大学の持つオンラインを使った映像配信システムを活用するため、全国どこの地域でもプログラムを導入することが可能だ。
教育プログラムは、「eコマース」と「インターネット広告」に関して、ヤフーが持つ実務に関するノウハウとサイバー大学が持つ教育に関するノウハウを組み合わせて策定されており、インターネットを活用した「販売」と「集客」を総合的に学べる実務的な内容となる。具体的には、「eコマース、Yahoo!ショッピングに関する基礎知識」「Yahoo!ショッピングでのページ作成、カスタマイズ」「ストア運営の心構えや注文フロー」「注文後の対応と分析・改善方法」「インターネット広告を含む集客方法」「実際に運営しているストアへの短期インターン」「成果発表」などで構成される。
同取り組みは、学校法人 水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ(東京都)にて11月24日より試験的に導入される。二社は今後、2016年度からの本格展開を目指し連携校を全国に拡げていく考えだ。