やりがいは成長から
――皆さんの周りで、インターンをやっている学生は多いですか?
有村:夏休みに5日間くらいの短期でやっている子はいますが、長期はいません。
HIBIKI:少ないですね。
大田:「なんでずっとやってるの?」「インターンって普通短期なんじゃないの?」とよく言われます。自分はアルバイトとそう変わらなくて、アルバイトよりも経験が積める良い機会だと思っています。
――あえて長期インターンをしている皆さんは、どんなやりがいを感じているのでしょうか?
HIBIKI:やりがいしかありません。たかがインターン生が企画したものに対して、フィードバックがもらえて、いいねと言ってもらえ、実際の機能として落とし込まれる、それ自体がやりがいです。時には「調査が足りない」「そもそも違っている」と注意されることもありますが、インターン生だからしかたない、ではなく、社員と同じ目線で向き合ってくれることがありがたいです。
大田:やらせてもらえることが増えることで、自分の成長が実感でき、それがやりがいにつながります。最初は一部分の文言修正しかできなかったのが、新しいプロジェクトの設計を社員さんと考えるようになったり、だんだん「出世」している感じがします。大学3年生でそんな経験をしている人はなかなかいないと思いますし、すごく楽しいです。
茨木:社員のように緊張感を持って働けるのは、やりがいが大きいです。VASILYはスタートアップの段階で変化も大きいので、たくさんのことが経験できています。
――大手企業ではなく、ベンチャー企業のインターンを選んだのはなぜでしょうか?
有村:特に意識はしていませんでした。周りにはベンチャーでインターンをしている子はいませんでしたが、未知な世界な分、チャレンジできると思いました。
大田:自分は大手は見なかったです。エンジニアとして入りましたが、営業や採用プロジェクトにも携わったりと、いろいろやれるのはベンチャーならではだと思っています。
茨木:私は大手も検討しましたが、直接会って、どのように働くのか知ることができたのが選ぶ決め手になりました。自分がやりたかったWebエンジニアは、大企業でできるところが少なかったということもあります。
インターン生たちの就職先
――就職する上で、インターンの経験はどのように活きると思いますか?
大田:仕事への姿勢や社会人の心得などは、絶対に役に立つと思います。FiNCにはいろいろなバックグラウンドの方が転職してきているので、まるでOB訪問をしたかのように、いろいろな企業の話を聞くことができました。
HIBIKI:就職する上で、インターンをやったほうが良いと断言できます。また、短期インターンだと”ちょっとした体験”ができるレベルなので、するなら絶対長期です。
茨木:他の社員さんと同じように実務をすることで、勤めた時のイメージが想像しやすくなります。
――今後の進路はどのように考えていますか?
大田:自分は性格的に熱量があるベンチャーが合っているので、そこから一番おもしろいことができる会社を探そうと思っています。
HIBIKI:すでに他の会社で内定承諾をしている会社があります。とはいえ、ランサーズのインターンを始めて、今の仕事にはすごくやりがいを感じているので、社会人になる前に非常に良い経験ができていると思っています。
茨木:私はVASILYで5日間のインターンをして選考に進み、内定をいただきました。いまは週二回、アルバイトとして通っています。就職先を早く決めてしまうことに不安もありましたが、実際に働く姿を想像できましたし、社員さんが高い技術力を持ったエネルギッシュな方ばかりだったので、入社を決めました。将来は、まだ具体的な目標はありませんが、エンジニアとして、技術を駆使して、世の中を驚かせたり、便利な生活を届けられたらなと思っています。
有村:私はずっと昔から、“大家族のお母さんになりたい”という夢を持っています。エンジニアならリモートでも仕事ができるので、子育てと両立できるのではと感じています。女性のエンジニアは少ないですし、厳しいと思いますが、今からでも成長して、両立できるようになりたいです。まだまだ未熟者なので、エンジニアとして自分が成長できる場所に行きたいです。
――最後に、インターンを担当する人事担当者に何か伝えたいことはありますか?
HIBIKI:給与面や仕事内容は、本音をきっちり書いてほしいと思います。たまに、求人に記載してある内容で「法人営業に同行できます」と書いてありながら、実際はテレアポのみだったという話を聞きますので。
大田:その会社の色が出ている求人があまりなくて、どこも似たようなことを書いているという印象です。
茨木:媒体からだと情報に限りがあるので、直接会える場所、イベントなどの機会を設けてもらうのが良いと思います。
有村:私も女性向けのハッカソンに参加して、初めてエンジニア・プログラミングの世界に触れました。イベント一つで大きく人生が変わるので、重要だと思います。