思わずワクワクしてしまう"Adobe Magic"の数々を公開! -現在開発中の13個の新機能

直感的にシェイプを操作できる「Shaper Tool」

「Shaper Tool」はIllustratorが持つ15種類のツールとガイドがひとつになったような機能。画面上で指を動かせばガイドが表示され、直線や円などをガイドに沿って簡単に描くことができる。一度描いたオブジェクトを消すのも、鉛筆で塗りつぶすように指で画面をなぞるだけでよい。ShaperToolは直感的な操作性に重点が置かれたベクターグラフィックの描画ツールだといえる。

写真に3Dモデルを合成する「3D Photo Magic」

「3D Photo Magic」は、普通の写真に3Dのモデルを合成するためのツール。2Dの写真に3Dモデルを合成しようとしても、角度や奥行きを合わせるのが難しく、なかなか自然な配置にはできない。「3D Photo Magic」では写真から3Dモデルを構成するための情報を抽出し、3Dモデルを自然に合成することを可能にする。視点や光源の位置を調整することも可能で、自動でライティングを計算して影をつけることもできる。奥行きや遠近感なども自動で調整される。静止画だけでなくアニメーションに対しても同様に3Dモデルを合成することが可能とのことだ。

不自然な音声を補正する「Gap Stop」

「Gap Stop」は、音声が間延びするなどして不自然になってしまった動画に対して、それを自然な形で補正してくれるPremiere Proの拡張機能である。例えば会話の中で「あー」や「えー」などの音が頻繁に入ってしまった動画は、可能であればこれを除外して聞き取りやすい形に修正したい。しかし音声を優先して切り出しを行うと今度は映像が細切れになって不自然になる。GapStopではそのような不自然な音声を排除しつつ、映像も音声に合わせて補正し、違和感のない動画にしてくれるというものだ。本来であれば高度な編集技術が必要となるケースだが、Gap Stopであれば誰でも簡単に動画の再編を行うことができる。