デベロッパー部門が2クラスに!! - 2部門3クラスで開催
学生を含む日本の(組み込み)技術者を対象に、ソフトウェア・モデリング+ロボット制御を題材としたコンペティション「ETロボコン」を運営するETロボコン実行委員会は2月14日、2014年の開催概要を発表する筆者発表会を南青山の福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」にて実施した(画像1~5)。その模様をお伝えする。
画像1(左):ETロボコン実行委員会本部実行委員長の星光行氏。2部門3クラスがそろったことで、育てたい技術者の像が明確になってきた、とした。画像2(右):同じく本部運営委員長の小林靖英氏。2014年の概要などを説明した。 |
画像3(左):ETロボコン実行委員会本部技術委員長の江口亨氏。2014年から技術委員長に就任した。画像4(中):同じく本部審査委員長の渡辺博之氏。ETロボコンの特徴であるモデルについての説明を行った。画像5(右):会場となったふくい南青山291のエントランス。この日、東京はシーズン2回目の記録的な大雪となり、同施設のイメージキャラクターである恐竜博士にも雪がたっぷりと積もった |
2013年の筆者発表会では、ETロボコンも前進のUMLロボコンから数えて(2002年開始)10年以上が経過し、「次の10年を見据える」ということで、部門「アーキテクト」を発表。これが大当たりで、特に同年11月20日に行われた、全国11の地区大会の上位チームが集結するチャンピオンシップ大会におけるアーキテクト部門は大好評となった(画像6)。
筆者も見ていて、非常に楽しかったし、まったく違うアプローチやバックボーンを持ちながらもまさかの同点で2チームダブル優勝という結果にも驚かされた。その2チームに関するインタビュー記事もまとめてあるので、ぜひご覧いただきたい。
そうした大きな変革を2014年も続けるようで、2014年の最大のポイントは、昨年からはデベロッパー部門と呼ばれるようになった、レゴ・マインドストームNXTを利用した倒立2輪振子型走行体によるワンメイクのタイムアタック&難所攻略競技に、新クラスが追加されるようになったことだ。
従来のデベロッパー部門は「プライマリークラス」とされ(画像7)、その上位クラスの「アドバンストクラス」(英語の発音的には「アドバンスド」が正しいが、日本ではアドバンストといういい方も定着しており、今回はアドバンストが採用されている)が設けられることとなったのである。アーキテクトも引き続き実施されるので、2014年は2部門3クラスが実施されることとなったというわけだ。