EB-X12のもっとも特徴的な機能といえば、「ピタッと補正」だろう。これは縦横それぞれの台形補正をスムーズに行う仕組みの総称で、縦方向の台形補正は自動で、横方向の台形補正に対しては本体上部にあるスライドレバーの操作で修正する仕組みだ。縦方向の自動補正は電源投入時から機能するので、通常はまったく意識しなくていいのがうれしい。上下4~30度の範囲であれば、四角を保ってくれる。

スライドレバーで行う横方向の台形補正だが、補正の効く範囲は左右30度と幅広い。スクリーンに対して約20度程度の角度に本体を設置してみたが、スライドひとつで簡単に補正できたのは驚きだ。

斜め位置に本体を設置

本体上部にあるスライドレバーで横方向の台形補正を行う

スクリーンを見ながら最適な位置にレバーを移動するだけで、簡単に補正できる

ちなみに本体を正面に置き、スライドレバーを左右方向にフルに動かした映像がこちらになる。左右方向は約30度の補正が行ることがよくわかる

機械的な調整ではなく、あえて手動でレバーを操作することによって、直感的に補正を行るので、デバイスの操作が苦手な人でも簡単に作業することができるだろう。