打ち合わせスペースや、オフィスの一部分を使ったちょっとした会議など、部屋のレイアウトの関係で、どうしてもプロジェクタをスクリーンの真正面に置くことができないケースは多い。ビジュアルを介した情報共有の有効性はいまさら話をするまでもないが、効果的なプレゼンは、小規模スペースをはじめとしたフレキシブルな会議の場でも必須といえよう。

場所に成約があるならプロジェクタ側で調整したい。そんなワガママなニーズに見事に応えられる製品が、エプソン「EB-X12」だ。

「EB-X12」

試用機の主な仕様   [解像度] XGA(1,024×768ドット)   [投写方式] 3LCD(三原色液晶シャッタ式投映方式)   [明るさ] 2,800ルーメン   [コントラスト比] 3,000:1   [対応解像度] VGA(640×480ドット) ~ UXGA(1,600×1,200ドット)    [インタフェース] D-Sub、HDMI、USB(タイプA)、USB(タイプB)、Sビデオ、ビデオ入力(RCA)、音声入力(RCA)   [サイズ/重量] W295×D228×H77mm/約2.3kg   [価格] オープン。エプソンダイレクト価格は79,980円  

明るく使いやすいコンパクトな本体

今回、レビュー機を持ち込んだのは30名規模の会議室。小回りが効き、一般的な企業でもっとも多く使われるサイズのスペースだ。

まずは本体を真正面にセットして投影してみる。2,800ルーメンの明るさとXGA解像度のレンズから映し出されるスクリーン状の映像は、輪郭がはっきりしていて非常に見やすい。また、正面に置いた場合、初期調整などはほとんど不要で、細かいセッティングもリモコン操作で行えるため、操作性も高くスピーディーに準備できる。

2,800ルーメンの明るさで画質は申し分ない

今回はRGBケーブルでPCと接続したが、HDMIやUSBディスプレイにも対応しているので、用途に合わせて使い分けられる。さらに約2.3kgの軽量な本体は持ち運びはもちろん、会議室での細かい移動も苦にならない。

本体背面

付属のリモコン